SAVE JAPAN プロジェクト 2014

宮城 蒲生を守る会

身近にある自然の素晴らしさを再発見しよう

知ってほしい!身近に生きるいきもののこと、環境のこと。 自然再生を考えるバスツアー

■タイムテーブル

8:00 受付開始
8:30 蒲生干潟へ向け、バス出発

9:00 開会式
9:30  蒲生干潟で自然観察
11:00  岡田新浜へ移動、海岸林での生物観察会
12:15  閉会式

13:00 仙台駅東口着、解散

仙台市東部、七北田川河口に広がる蒲生干潟と岡田新浜に生きる希少な動植物を観察するバスツアーを開催しました。震災によって大きな被害を受けた自然やいきものたちが、その後、どのように再生しているのか、海岸域で進められている復旧工事は、どう進められ、今後どのような計画があるのか、を目で見て考えました。

※今回の取組みの詳細は、月刊杜の伝言板ゆるる10月号に掲載しています。

 月刊杜の伝言板ゆるる10月号は、こちら

【開会式 損保ジャパン日本興亜 仙台支店 熱田さま(右)より、SAVE JAPANプロジェクトについてご説明いただきました】


【震災後から、現在までの干潟と生態系の変化と再生について、蒲生を守る会から説明】


【防潮堤建設予定地を歩きながら、震災を乗り越えた干潟や希少生物種の再生状況を見て回りました】

 

【岡田新浜で、自然観察】

 

■イベントを実施して
・参加人数:計37名

(参加者:26名、蒲生を守る会4名、杜の伝言板ゆるる4名、

日本NPOセンター、損保ジャパン日本興亜損保、講師)

アンケート回答者:大人23名
・参加された方の満足度(割合):大人のみの回答 満足または、やや満足の方が96%

■参加者の感想

・   取り組んでいる人々の考えや活動がわかり、共感できた(40代女性)

・   多くの自然生物を見ることができ、よかったです。(60代男性)

・   震災から約3年半が経ち、少しずつ自然が戻りつつありますが、まだまだと感じました。

  防潮堤は必要だと思いますが、自然を守りながら上手く建設されたらいいのですが、難しいですね。大変勉強になりました。(50代女性)

・   地元の自然になじみがないため、よい勉強の機会になった。(40代男性)

 

■イベントを実施して苦労した点 

・   現地打合せを行っていたので、問題なく予定していた内容、時間で実施することが出来た。しかし、どうしても歩くスピードが参加者によって変わってくるので、タイムスケジュール管理に苦労した。

  次回からは、タイムスケジュールに余裕を持たせ、団体間でも当日の動きの情報共有をより密にしていきたい。

 

■イベントを実施してよかった点 

・   市民の皆さんに、震災後着実に再生している蒲生干潟の希少生物について、自分の目で見て、触れていただく機会を提供することができた。

・   蒲生干潟が今、直面している防潮堤建設計画について、実際に建設予定の場所を歩くことで、具体的な今後の建設計画についてもイメージすることができ、これからの地域の自然と人間の共生を考える1日となった。

・   今回、2012年に福岡のSAVE JAPANプロジェクトを実施していた、「和白干潟を守る会」の参加もあった。以前から団体間の交流はあったものの、活動に参加するまでの関わりはなかった。共通のプロジェクトを通して、お互いの活動理解を深めることができた。

■特に、寄付が活きたなーと感じた点 

・   専門知識を持った講師や、会場までの移動手段を確保することができ、プログラム内容を充実させることができた。