SAVE JAPAN プロジェクト 2014

宮城 蒲生を守る会

身近にある自然の素晴らしさを再発見しよう

蒲生干潟と防潮堤 ~自然を生かした防災計画と町づくりを考える~(シンポジウム)

■タイムテーブル

13:00 受付開始
13:30 開会

      開会挨拶

1、         熊谷 佳二 (蒲生を守る会)

2、         大久保 朝江 (認定NPO法人杜の伝言板ゆるる)

3、         熱田 敏雄 (損害保険ジャパン日本興亜株式会社)


13:40  基調講演「自然の地形を生かした防災、減災の国内外の動向と具体例」

      九州大学大学院工学研究院 清野 聡子さん


14:25  発表1 「震災後の蒲生干潟-地形と生物の回復過程」

      蒲生を守る会 熊谷 佳二さん

15:15 発表2 「蒲生に・楽しい・防災公園を!」

       高校生で考える防潮堤の会

15:55 全体討論「干潟と防潮堤、区画整理事業と町蒲生の共存のあり方と考える」

       進行 東北大学大学院農学研究科 伊藤 絹子さん

            蒲生を守る会 佐場野 裕さん

       まとめと提言 清野 聡子さん 伊藤 絹子さん

            【会場での蒲生干潟についてのパネル展示】

12:15  閉会

閉会の挨拶 佐場野 裕さん

東日本大震災の大津波によって受けた被害から少しずつ回復しつつある、蒲生干潟。しかし、干潟と後背地を分断するように建設される防潮堤によって、干潟生態系の存続が厳しくなっています。

今回のシンポジウムでは、震災後の蒲生干潟の自然と生物の回復過程を報告し、生態系の存続をはかりながら、他地域の具体例を元に会場の皆さんと一緒に今後について考えました。

※今回の取組みの詳細は、月刊杜の伝言板ゆるる12月号に掲載しています。

 月刊杜の伝言板ゆるる12月号は、こちら

 

■イベントを実施して
・参加人数:計91名

(参加者:83名、蒲生を守る会5名、杜の伝言板ゆるる2名、損保ジャパン日本興亜損保1名)

アンケート回答者:大人48名
・参加された方の満足度(割合):大人のみの回答 満足または、やや満足の方が89.5%

■参加者の感想

・   今回始めての参加でしたが、とても有意義な会でした。ピンチをチャンスに不屈の精神で蒲生の未来に夢をと改めて思いました。(60代女性)

・   蒲生をとりまく現在、将来、体系的、多面的に理解でき、今後の蒲生保全に何等かの形での協力やサポートする気持ちが深まった。(年代未記入男性)

・   特にレッドリストの生き物が沢山いる事や、防潮堤がかなりのペースで進んでいる事等、知る事ができた。(40代女性)

・   蒲生干潟へは、まだ一度も行ったことがありませんでしたが、防潮堤建設計画や干潟の震災から現在までの変化のお話を聞き、行かないわけにはいかないと痛感しました。(40代男性)

■イベントを実施して苦労した点 

・   事前申込み制とはしていたもの、当日まで参加者数が見えず、直前までメディアやメーリング、HPへの掲載依頼をしたこと。

・   内容的な難しさを感じられたのか、若年層の取り込みに苦戦した。

■イベントを実施してよかった点 

・   蒲生干潟を訪れる機会のなかった市民の皆さんに、シンポジウムという形を通して多くの方に現状を知り考える1日を提供できた。

・   今までの取り組みについて紹介する場ができ、市民の皆さんと、蒲生干潟の生態系の存続についての課題を共有することができた。

■特に、寄付が活きたなーと感じた点 

・   広報チラシを作成し、仙台市をはじめ県内の様々な施設に設置したことで、市内市外から初めて参加した人が多くいらっしゃった。