SAVE JAPAN プロジェクト 2014

長野 北信濃の里山を保全活用する会

北信濃の里山を護りながら魅力を伝えたい!

北信濃・オオルリシジミ親子観察会(その1)

2014年6月8日(日)曇

9:00    受付(飯山市公民館)
9:30    オリエンテーション
 受付の準備まで小雨でしたが、バスで移動する頃には雨も上がり、蒸し暑く感じられるほど。
 主催者からのあいさつの後、飯山市近郊の里山に生息する昆虫などの説明があり、観察現場に到着後に、観察方法や注意事項が告げられました。
9:45    バスにて観察地移動 
10:00    モニタリング調査開始
 「今年は、マイマイガが大量発生していますが、害はほとんどありません」との補足説明を受け、いざ出発!(けっこう、山登り!?)
11:30   

モニタリング調査を確認
参加者全員、オオルリシジミを見ることができました。
 1羽~8羽(平均すると、一人4羽程度だったようです)

11:15    バスにて飯山市公民館へ戻る
11:30    まとめ・ふりかえり
アンケート回収
12:00    終了

 

 まずはお勉強
お天気が良くなりました 監視カメラ作動中
オオルリシジミ、発見! オオルリシジミ(オス)
後援団体の方が目立つが、学生なので大目に見ました

◆イベントを実施して

参加者:36名(子ども:6名、大人:30名)
アンケート回答数  25名 (子ども:4名、大人:21名)
(満足度(大人)― 満足:14名、やや満足:4名、どちらでもない:2名、不満:1名 )

◆参加者の感想

【こども】

  • いろいろな虫を見つけることができた。(小2)
  • 写真が撮れて楽しかった。(小1)
  • クワの実とったり、チョウが卵を産もうとしているのを見れた。(小2)
  • オオルリシジミを見つけること。クワの実を食べること。毛虫が手にのったこと。(小5)

【大人】

  • 観察の対象は見れたが毛虫がいすぎてひやひやした。(10代女性)
  • 天気に恵まれたのでオオルリシジミを見ることができた。(30代女性)
  • ゆっくり見ることができたし、ゆっくり私たちのペースで話も聞けたよかった。(女性)
  • オオルリシジミを自分の目で確認することができたから。クララについて、成虫の生活について教えていただけたので、より興味がわいてきたから。(40代男性)
  • 普段このような自然観察会に参加しないのでとても良い体験となった。(10代女性)
  • 説明がいい。場所がいい。オオルリシジミの姿見られて最高。(10代女性)

◆イベントを実施して苦労した点

 オオルリシジミが飛翔するのが6月のこの時期に限られてしまうため、後援の飯山市教育委員会を通じて近隣の小学校への告知等を実施したが、他のイベント等とも重なり、子どもたちの参加が少なくなってしまいました。

 今年は、過去の観察会では見られなかった「マイマイ蛾」の幼虫が大量(異常)発生していたため、比較的子どもたちは大丈夫だったが、気持ち悪がる参加者が多く、精神的な苦痛を和らげるための対応が必要になってしまいました。(生物の多様性についての良い教材にはなった)

◆イベントを実施して良かった点

 親子や大人に加え、昨年まで参加の無かった大学生の参加者もあり、里山の保全や環境保護活動に若い世代の参加が増えていくことをぜひ期待したいと思います。

◆特に寄付が活きたと感じた点

 昨年までのモニタリング調査と比較して、オオルリシジミの個体数が減ってはいないと思われ、SAVEJAPANプロジェクトの支援による、保護地域での観察会や看板の設置などの周知活動により、不正な採取等が行われていない結果と考えております。

 観察会に参加していただいた方に、当会(北信濃の里山を保全活用する会)の会員になっていただいた人が増えてきたことも、寄付により活動の幅が広がった結果と感じています。

 

◆6月15日のイベントはこちらから

6月15日:北信濃・オオルリシジミ親子観察会(その2)