SAVE JAPAN プロジェクト 2014

大阪 鵜殿ヨシ原研究所

世界無形文化遺産・雅楽のヨシ原、鵜殿を育てよう

世界一のヨシ原を楽しもう!~「鵜殿のヨシ原」でカヤネズミの巣を探そう!編【満員御礼】

実施日

2014年11月03日(月祝) 10:00-12:30

申込締切日

2014年10月27日(月)
※ただし、定員になるまで受け付けます。
募集定員数 30人【満員御礼】

活動内容

10時
 集合(淀川河川事務所山崎出張所前)
 開会あいさつ
 オリエンテーション(スケジュールや注意事項の説明)

 「希少な生き物、カヤネズミのおはなしを聞こう!」
 ●はなし手①
 畠佐代子さん(全国カヤネズミ・ネットワーク代表、滋賀県立大学環境科学部非常勤講師)
 ●おはなしの内容①:
 カヤネズミ(特徴、暮らし、草で編んだ巣)、人の暮らしとの関わり、カヤネズミを取り巻く現状と保護活動についてうかがいます。
 著書「カヤネズミの本~カヤネズミ博士のフィールドワーク報告」(世界思想社)

 ●はなし手②
 小山弘道(鵜殿ヨシ原研究所長)
 ●おはなしの内容②:
 鵜殿(うどの)のヨシ原の自然環境のことや、39年間の調査や保全活動についてうかがいます。

 ※集合場所付近でトイレを使えます。

10時30分頃
 「鵜殿(うどの)のヨシ原はどんなところ?」(観察)
 鵜殿(うどの)のヨシ原は近畿圏最大級のヨシ原です!大都市に奇跡的に残った75ヘクタール(甲子園球場のなんと約18倍!)のなかを歩いて観察します。秋のヨシ原は、ヨシやオギが高さ4mにも育ち、ヨシは茶色の穂、オギは白い穂をつけて美しい景観が広がっています。そのヨシ原には、多くの生き物が暮らします。
※水辺ですが湿地ではないので歩きやすいです。

 
【ヨシの穂、実りの秋】  


11時00分頃
 「カヤネズミってどんな暮らし?巣を探してみよう!」(観察)
 ご存知ですか?日本には17種のネズミの仲間がすんでいます!その中で一番小さいネズミがカヤネズミです。体の大きさは6cmくらい、体重は500円硬貨1枚分(7~8g)です。食べ物はエノコログサやイヌビエのような小さな草の種や虫など。オギやススキなどのイネ科の草がたくさん生える場所で暮らしています。
 オギやヨシ、ススキなどの大型のイネ科の草はまとめて「カヤ」と呼ばれます。カヤがたくさん生える草地(カヤ原)でくらすネズミだから「カヤネズミ」です。巣は草をボールのように編んで作ります。
 オギの草むらを、じーっと見つめてみましょう!カヤネズミの巣を見つけられるかな?

11時40分頃
 「ヨシや生き物のために、草取りなどをお手伝いしよう!」(整備活動)
 ヨシ原(草原)は昔から人が手入れをしたり野焼きをしたりして草原の環境を守ってきました。草取りなどをしてヨシや生き物が暮らしやすい環境になるよう、お手伝いくださいね!

12時頃
 ふりかえりとまとめ
 アンケートの記入
 閉会あいさつ

12時30分
 現地解散
※当日の天候や鵜殿のヨシ原の状況により順序が変わる場合があります。

開催場所と集合場所

鵜殿(うどの)のヨシ原(高槻市・淀川河川敷)

※集合場所:淀川河川事務所山崎出張所前(高槻市上牧町4-55-1)
※最寄り駅:阪急京都線「上牧(かんまき)」駅から徒歩15分
※駐車場はありません。(駅前にコインパーキング有)



持ち物

晴雨ともに、飲み物、軍手、動きやすい服装・靴、雨具、(必要に応じて)筆記具

対象者

小学生から大人まで、関心をもってくださった方ならどなたでもご参加いただけます。

※親子での参加、グループ・団での参加も歓迎です(10人以上になる場合はご相談ください)。
※小学生は保護者同伴でご参加ください。
※小学生の方は、お名前の後に学年が分かるようにご記入ください。例:大阪花子(小3)

雨天時について

天候に応じて、内容を変更して決行します。開催時間や集合場所、持ち物は同じです。

※小雨なら、予定どおり開催します。
※大雨なら、室内講座(映像を交えながら、おはなしを詳しく聞きます)を開催。
※大阪府内に警報が発表された場合は、中止になります。

実施団体

実施団体:鵜殿ヨシ原研究所
協働団体:社会福祉法人 大阪ボランティア協会認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター
協賛:損保ジャパン日本興亜

お問合せ先

◎内容等について
鵜殿ヨシ原研究所 (担当:谷岡)
Tel 090-3991-1646
Fax 072-891-4751
メール udono@ares.eonet.ne.jp

◎お申込み&当日の連絡について
大阪ボランティア協会 (担当:梅田・永井)
Tel 06-6809-4901
Fax 06-6809-4902
メール office@osakavol.org

参加者へのメッセージ

 カヤネズミは、昔は川原や田んぼなどで普通に姿が見られましたが、河川改修や開発などの影響で、生息地の草むらがどんどん失われ、絶滅の危機に直面しています。琵琶湖・淀川水系は日本でも有数の生息地ですが、そんな環境でさえ彼らに出会うことが難しくなってきています。多くの人に草地やカヤネズミの存在、魅力を知ってもらえたらと思います!
 鵜殿(うどの)ヨシ原研究所では、毎週の調査(初心者歓迎)や毎月の観察会を行っています。身近な自然と生き物に親しみませんか。