静岡 里の楽校
里の生き物たちと触れ合おう♪
小田野沢の生き物たちの秘密を探ろう!?
■イベント実施日
2014年11月16日(日)
集合 8:30
開始 9:00
解散 11:40
■当日の大まかなスケジュール
元気なこどもたち、約10人にご参加いただきました。
里の楽校・山田辰美先生の開校式のあと、今回のテーマであるイシガメ探しを中心に「小田野沢ビオトープ」で生き物さがしを行いました。
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さあ、今から始まるぞ! | 採れたかな? |
5月の生き物観察会では、モリアオガエル、トノサマガエルなどのカエルたちや、アカハラヤモリ、シオカラトンボ、、カワムツ、ヨシノボリ類、アブラハヤ、ホトケドジョウ、サワガニなどたくさんの生き物が生息する小田野沢ビオトープですが、イシガメがなかなか見ることができなくなっています。
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どんな生き物がいたのかな? |
ビオトープ内での生き物さがしではなかなか発見することが出来ず、近くの川へも探しに行きました。
実際に川を歩きながらイシガメなどの生き物を探していったのですが、今回はイシガメに出会うことは出来ませんでした…。
そこで、「なぜイシガメに出会えなかったのかな?」と実際に歩いてみた川などから、こどもたちと考えてみました。
最初に出た意見は「外来種による減少」でした。よくミドリガメと呼ばれている、ミシシッピアカミミガメです。
ペットとして飼っていたカメを自然に戻そうと、川などにかえしてしまう方もいます。
イシガメにとって重要な日光浴を行う場所や餌の奪い合いなど、このミシシッピアカミミガメは在来のカメと競合しています。
また、ミシシッピアカミミガメは雑食性なので、実は他のカメ類の卵を食べてしまったりもします。
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山田先生の生き物教室☆ | カメさん講座 |
そこで、実際にミシシッピアカミミガメ・イシガメ・クサガメなどのカメを観察してみました。
イシガメは、メスよりもオスのほうが小さくひらべったい形で、メスのほうは卵を抱えるためこんもりしています。
また、「堰堤でカメが登れないのでは?」という意見もでました。
日光浴のためにする移動の他に、メスはふぉこふぉこやわらかい土の中に産卵します。そのため、メスが水辺から繁殖地へ向かうためのゆるやかな水辺が必要になります。しかし、コンクリートで垂直な壁になっている所では、登れないし、産卵もできません。
色々な要因から、この辺りでイシガメを見つけることが難しくなってきているのでは…と考えられます。
今回は少人数での開催だったために、じっくりとカメを見比べたり、実際にビオトープや川を探したり歩くことで、イシガメにとってここはどうなのかな??と考えてみたり、こどもたちの考えや意見を聞くことができました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
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■プログラムを実施して
・参加総数:9名 内訳:大人1名/子ども8名(うち学齢前1名)
・アンケート回答者:9名(大人1名/子ども8名)
■参加者の感想
・生き物をみつけるのがたのしかった。(小学5年生)
・つちがえるをみられてたのしかったよ。いしがめをみられたよ。(小学1年生)
・カメをみるのがたのしかった。(小学6年生)
■イベントを実施して苦労した点
・場所がわかりづらいところにあるので、遠くからこられた方には大変だったと思います。
・イベントシーズンと重なり、参加者がなかなか集まりませんでした。
■イベントを実施してよかった点
・たくさんの生き物と出会える季節ではありませんでしたが、季節のかわった小田野沢のビオトープをみていただきました。
・子どもたちが元気に川に入って真剣に生き物を探している姿が、印象的な観察会でした。
■特に、寄付が活きたなーと感じた点
・参加者の自己負担を無くすことができました。また、この地域(瀬戸川流域)で使用されているエコマネーを配布することもできました。
・トイレ等の設備のない場所での開催のため、簡易トイレ作りなどで行うことが出来ました。
結果、農村の生物多様性を保全し、担保するための「小田野沢ビオトープ」について紹介することができ、そこの生息する希少な生き物に対する理解を深めていただくことができました。