徳島 とくしま自然観察の会
シオマネキをとおして吉野川汽水域を知ろう
親子で行こうエコツアー! 吉野川河口域2014
マリンピア沖洲に9時15分、徳島駅前に午前9時半に集合し、貸切バス(中型)に乗車し、河口域をツアー。古川の渡し(昭和初期まで続いた渡し船)、吉野川河川防災センターの屋外展示(第十堰)、江戸期の印石(洪水時に対応する建物敷地の高さ基準)、河口入口、勝浦川河口干潟、金毘羅神社、を巡って午後4時終了。
① 古川の渡しの跡、古図で説明 | ② 河川防災センターの 第十堰の断面構造説明 |
③江戸時代の印石:洪水時の高さ | |||
④吉野川河口の入り口 | ⑤勝浦川河口干潟、旧国道の 橋のすぐ下に生息地がある。 |
⑥江戸期石灯篭:かつては灯台 | |||
⑦藩政の石積堤防の前で説明 | ⑧吉野川河口住吉干潟 | ⑨記念撮影 |
■イベントを実施して
・参加人数:19名(大人)、他学識者2名、スタッフ3名 アンケート回答者:大人12名
・参加された方の満足度(割合):満足度 87 %
アンケートの満足度は昨年よりやや減少(昨年90%)、コースのポイントが多かったため、ただし、講師2名の懇切な説明や質問への丁寧な応答は評判がよかった。
参加者には、河口域の自然環境が、吉野川の歴史、産業と密接な関係にあることがツアーでわかってもらえた。
■参加者の感想(アンケートより抜粋)
・吉野川の歴史的な話がきけてよかった。吉野川下流に生きてきた人々の知恵、自然をコントロールするのではなく自然を知りその中で生かしてもらう姿勢。
・水利用や水環境に関するお話しがよかった。シオマネキも観察できた。
・過去から現在、未来に至る郷土の生活に改めて関心を持ちました。
・カニが穴をほってすんでいることを始めて知った。徳島もよい所だと知った。
・清野先生(九州大学)の話を聞いて違った視点で考えることができた。また河野さん(郷土史家)の地域の話もきけてよかった。解説が丁寧でわかりやすかった。
■イベントを実施して苦労した点
視察ポイントが多いため、コースと時間配分に留意した。午前中に行けなかった場所があるため、午後から一部コースを変更した。長時間のバス見学で、時間配分がうまくいかない場合は、昼食時間帯(1時間)を調整(遅れたり、短くする)することになるため、なるべく、休憩時間をうまくとるように心がけた。
■イベントを実施してよかった点
昨年も同様でしたが、様々な方々の協力、講師の方々の丁寧な説明と助言があり、参加者の方々と膝を突き合わせて交流(昼食・休憩時)ができたことは大変よかった。何よりも吉野川の歴史・文化・自然が地域を形成していることを感じてもらうのが体験ツアーの目的、今後も工夫しながら続けたいと思います。
■特に、寄付が活きたなーと感じた点
2年目のバスツアーが開催できたことに感謝しています。昨年とコースもポイントも変えて工夫をしてみました。まだまだですが、今後の新たな活動(干潟を取り巻く環境を体験)に活かせることができるよう努めます。