和歌山 海辺の教室
海と人との関わりについて
「SOS!レアアニマル救出大作戦!!~海に触れ、山に遊び、自然の中から生命の尊さ学びます~」 第4回
「SOS!レアアニマル救出大作戦!~海に触れ、山に遊び、自然の中から生命の尊さ学びます~」の第4回を、昨年度SAVE JAPANプロジェクトで事業を実施したはしもと里山保全アクションチーム「里山学校」のみなさんと共同開催しました。地元高校生や大学生のボランティアのみなさんのご協力を得て、最終的には100名を超え大賑わいでした!
■当日の流れ
橋本市柱本集会所をお借りして、和歌山からの参加者と橋本市「里山学校」の参加者のが合流。全般の注意事項などを確認しました。
集会所を出て、活動場所まで移動します。
山道を下って活動場所へ。
活動はこのような美しい里山が広がる地域。徐々に稲も花を咲かせ、実をつけ始めています。
まず芋谷川に入り、川の生き物を探しました。
さっそく、沢ガニのほか、小さな稚魚をみつけたお子さんも!
続いて田んぼへ。高校生・大学生のボランティアも入ってくれて、子どもたちと一緒になって生き物を探しました。
おや、水たまりで何かを見つけたようです。
里山のパノラマ風景。終わり際には雷も聞こえましたが、天気はなんとかもってくれました。
終了後、グループにわかれて、専門家の方の指導のもと、生き物の種類を探る同定の作業を実施しました。
今回は4名の専門家の方がご協力下さいました。
今回見つかったのは、ヨシノボリ、カワムツ、サワガニ、ヒザナガカワトビゲラ、トノサマカエル、ハイイロゲンゴロウ、オオヨシノボリ、アカハライモリ、オオシオカラトンボ、ツマグロヒョウモン、ミヤマカワトンボ、ヒメガムシ・・・など。滅多にこの地域では見られない生き物も見られたようです。
そのあとは里山学校さんのサプライズ企画として田んぼのなかでミニコンサート!
こちらはストロングさんによるバイオリン演奏。
オカリナ演奏グループ「ひまわり」からお二人が素敵な演奏を披露してくれました。動画でご紹介します。
最後は近所の方も駆けつけてくださいまして総勢100名になりました。みなさんで記念撮影!
■イベントを実施して
参加者数37名 (大人15名、子ども22名)
別途、運営団体関係者・支援スタッフ・高校生や大学生ボランティア等約30名、専門家5名。里山コンサートには地域住民のみなさん等約30名もご参加いただきました。
アンケート回答者数26名(大人12名・子ども14名)
満足度(大人のみの集計項目)
満足9名、やや満足2名、どちらでもない1名、やや不満・不満・無回答0名
■参加者の感想
・美しい里山と生き物がたくさんいることにうれしく感じた。このような自然を残していけるよう協力したい(30代・女性)
・大人も子どもも生き物に親しむこと、生き物との共生について考えることができた(40代・女性)
・川で遊ぶこと、かにを捕ることがよかった(小学校2年生・男性)
・かにをとった(幼稚園年中・女子)
・オタマジャクシをとったことが楽しかった(小学校2年生・女子)
■イベントを実施して苦労した点
悪天候も予想されるなかでの開催となり、天気の動向に気を配りました。
■イベントを実施してよかった点
前回は台風で中止になりましたが、それまで2回海辺で開催してきたものを、海の上流にあたる里山と小川で開催し、自然がつながっていることを参加者のみなさんにも体感してもらえたものと思います。
■特に、寄付が活きたなーと感じた点
和歌山市から40kmほど離れた場所のため、貸切バスを出すことができたことで、参加者の負担だけではなく受け入れ側の駐車場確保や誘導員等の手配がかからず済みました。