和歌山 海辺の教室
海と人との関わりについて
「SOS!レアアニマル救出大作戦!!~海に触れ、山に遊び、自然の中から生命の尊さ学びます~」 第3回
台風の影響で延期となった「SOS!レアアニマル救出大作戦!~海に触れ、山に遊び、自然の中から生命の尊さ学びます~」の第3回を9月23日に開催しました。
■当日の流れ
開始前にオリエンテーション。
最近ブームとなっている友が島が向こうに見える和歌山市加太・城ヶ崎が会場です。
干潮時に洗濯板のような岩場が表れるエリアが今回の会場です。
干潮になって岩場に海水がたまっているところを中心に生き物をさがしていきます。
これ、わかりますか?石の後ろに貝がこびりついています。
岩の間に取り残された海水は透き通っていて、とてもきれい。
貝のほかウニなどを捉えた参加者の方も!
今回も県立自然博物館の学芸員さんの解説を受けながら思い思いに生き物を探しました。
なんとタコを見つけたという一報にみんな騒然!集まってきました。
この日、観察できた生き物は以下の通りです。
チゴミノウミウシ、イソカニダマシ(ヤドカリの仲間)、、ホンベラ(性転換する魚)、ミヤコウミウシ、ヒザラガイ、マダコ(実はタコも貝の仲間というお話に一同びっくり!)、アイゴ(毒あり)、オオギガニ、ヒライソガニ、イトマキヒトデ、ヌノメイトマキヒトデ、ヤツデヒトデ、カメノテ、フジツボ など
生き物の同定作業が終わったあとは食物連鎖について教材を通じて学びました。
ご参加ありがとうございました!
■イベントを実施して
参加者数 42名(大人17名、子ども14名、スタッフ・ボランティア・講師11名)
アンケート回答者数27名(スタッフ等除く)
満足度(大人のみの集計項目) 満足13名 ほか0名
■参加者の声~アンケートより~
・子どもも環境についてとても興味が出てきて、普段の生活の中でも環境について深く考えるようになったようです(40代・女性)
・とてもためになる企画。参加者が少ない分アットホームになっていいのですが、もったいない気もします(30代・女性)
・魚やウニ、たこを見つけられたことがたのしかった(小学校4年生)
・生き物を探すのがおもしろかった(小学校2年生)
■イベントを実施して苦労した点
岩場で海水面に比較的近い場所だったため、安全確保には十分気を配りました。
■イベントを実施してよかった点
今回は保護者の方からの反応もよく、和歌山市内にもこのような多様な生き物が生息していることが実感としてつかんでいただけたのではないかと思われます。
■特に、寄付が活きたなーと感じた点
本来の開催予定日が台風という避けられない理由で延期になってしまいました。ある程度準備していたことも無駄になりかけましたが、財政面で一定のゆとりがあったため、うまくやりくりして本来したかったことが実現できたことが大きかったと思われます。すべて自己財源で運営すると若干規模を縮小したり、教材を減らしたり、という判断をしていたかも知れません。