山梨 自然とオオムラサキに親しむ会
国蝶・オオムラサキの棲む森づくり(仮)
国蝶オオムラサキの棲む森作り&虫と遊ぼう
■実施日: 2014年11月2日(日)1部 10:00-12:00、2部 13:00-14:30
■当日の大まかなスケジュール
1部では、北杜市オオムラサキセンター施設周辺の里山にて、植樹活動を行いました。
バスで現地まで行き、オオムラサキが棲む森である里山林や植樹の必要性についてのお話をしながら、植樹の仕方をお伝えしました。その後、実際に自分たちの手で木を植えていただきました。
2部では、北杜市オオムラサキセンター施設内の映像室にて、工作体験を行いました。講師には、昆虫博士である高家博成さんをお迎えしました。まず、テントウムシの遊園地作りをして、それが仕上がったお子さんは、セミの鳴くおもちゃ、針金で作るアメンボも行っていただきました。各工作を行う前には、工作に関わる虫の生態に関して、少しお話しを聞いていただきました。
横断幕を持った集合写真(1部) | 植樹中。未来の森になります | 横断幕を持った集合写真(2部) | ||
みんなで工作体験中 | 協力して、セミの鳴き声づくり! | テントウムシの遊園地。どんな風にしようかな? |
■イベントを実施して
参加人数:33名(大人17名、子ども16名)
アンケート回答数:15名(大人8名、子ども7名)
満足度(大人のみの集計項目): 満足 63%、やや満足 38%、どちらでもない 0%、やや不満 0%、不満 0%、無回答 0%
■参加者の感想
・娘にとってよい学習になりました。植林の難しさを知りました。(笹に覆われそう・・・)(40代男性)
・植林は初めての経験で良かったです。(40代男性)
・いろいろな企画に参加できてとても楽しかったです。娘(5才)も大喜びでした。(40代男性)
・セミの声が出る工作が楽しかった(小学校1年生)
・こんどはだんごむしのゆうえんちの工作がしたい(小学校4年生)
■イベントを実施して良かった点
環境保全に関わるイベントに参加することが、初めてという大人の方に多く参加いただけたことです。植林をした木々がある森は、今後管理して、木を育ててゆきます。植林をしていただいた方々にはこのことをお伝えしていますので、今後数十年、自分たちが植えた木が森の中にあるという事を時々思い出していただくことで、森や環境に思いをはせるきっかけとなったのではないかと思います。工作では、虫たちの事を聞くだけでなく、虫たちについて考えながら工作をすることで、普段とは少し違う目線で虫について考えていただけたのではないかと思います。
■イベントを実施して苦労した点
時季的に、多くの場所で同日にイベントの開催があり、スタッフの確保・参加者の募集に苦労をいたしました。
工作では、参加された方のご年齢によって、ペースが異なってしまうため、配慮が必要でした。早く終わった方は追加で工作を行えるようにしましたが、それでも終了時間に差が生まれてしました。このことは、アンケートの記入の時間・場の確保をしっかりとできず、アンケートの回収率が低くなってしまったことに繋がってしまいました。さらなる工夫を考えてゆきたいと思います。
■特に寄付が活きたと感じた点
ご参加いただいた方のほとんどが、配布・掲示されたチラシでイベントを知っていただいたようでした。広報面でチラシを多く作成・配布・掲示をすることができたことは、多くの皆様に周知することに繋がりました。
植樹活動では、現地までの移動手段や苗の準備などが必要不可欠であるため、寄付無しでは、一般のお客様に今回のように体験していただくことはできませんでした。
また、昆虫に関することをお伝えする専門の講師の方をお招きすることができたことで、昆虫に関する知識を、工作を通して楽しく皆様にお伝えすることができました。また、虫や環境に興味のある方の質問にも、詳しくお答えできたことは、自然や環境について興味関心を深めるきっかけになったと思います。
アンケート結果でも、全員の方に「また参加したい」とお答えいただけましたので、またの機会にも、寄付を有効に活用することで、さらに環境についての意識を高めるイベントの開催を行っていきたいと考えております。
多くの皆様のご協力と寄付をいただけたことで、このイベントを実施することができたことに、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。