SAVE JAPAN プロジェクト 2016-2017

持続可能な社会実現に向かって、次代を担うこどもたちに学ぶ場と機会の充実に努めていきます。

活動内容

ホタルは昔から、夏の風物詩として人々に親しまれてきた昆虫です。長崎市においては、1982年(昭和57年)の長崎大水害が大きな引き金となり、河川の氾濫により河川環境は悪化し、護岸改修工事によるコンクリート三面張り等の影響でホタルの生息域は失われ、一様にその姿は観られなくなりました。

そのような中、長崎市では、人と自然が共生できる豊かな環境を取り戻し創出するため、地域と行政が一体となり、1986年(昭和61年度)から「ホタルの里づくり事業」を実施し、生息地の保全やゲンジボタル幼虫の飼育・放流に取組んできました。

一方、市域においては、ホタルを通した環境保全活動を展開していた自治会、小学校ホタルの会、市民環境活動団体等が平成10年2月にネットワークを構築し、「ながさきホタルの会」を発足させました。会の活動としては、ホタルの保護観察を通して、生息環境の保全や水環境の浄化など自然環境保護活動に寄与することを目的に設立され、主な活動としては、設立当初から、毎年、定期的に2か月1回、河川清掃美化活動を市内各地域で地元の自治会等と一緒に取組んでいます。また、長崎市が平成3年度から毎年、実施しているホタル飛翔調査を平成12年度からは、「ながさきホタルの会」等と官民協働による全市的(37河川82地点)な調査として実施しています。その他に児童・生徒の環境に対する意識の高揚を図るため、平成15年度、17年度、23年度の3回、「子ども自然サミット」を開催しております。今回も参加校の児童による取組みを紹介いただきながら、学校や市民一人ひとりの前向きな変化を起こすきっかけづくりになればと考えています。

一言アピール

「ながさきホタルの会」では、”子ども自然サミット”を開催します。ホタルが放つ不規則な光には、人の心を穏やかにする不思議な癒しの効果があるといわれています。今回の「子ども自然サミット」は、各学校での環境の取組みを子どもたちに熱く語っていただきます。聞いてびっくり、観てびっくり、感じてびっくりです。どうぞお楽しみください。

活動時期

2017年2月頃

実施団体プロフィール

ながさきホタルの会

ながさきホタルの会は、平成10年2月に発足しホタルの保護観察を通して、生息環境の保全や水環境の浄化など自然環境保護活動に寄与することを目的に設立され、定期的に河川清掃美化活動を市内各地域で地元の自治会等と一緒に取組んでいる。また、長崎市が実施するホタル飛翔調査での協働、小中学校や自治会等への出前講座、「エコライフ・フェスタ」の委員など、重責を担っている。

これらの活動により、自然環境功労者環境省大臣表彰(平成19年)、ボランティア功労者に対する厚生労働大臣表彰(平成26年)等を受賞している。

ながさきホタルの会

〒851-3103
長崎市琴海戸根町2423番地
Tel. 095-884-1085
E-mail: ogawa_yasunori@city.nagasaki.lg.jp
担当:小川保徳

公益社団法人 日本環境教育フォーラム

日本環境教育フォーラム(Japan Environmental Education Forum:JEEF)は、国内外で環境教育を推進する団体や個人の会員とともに、環境教育によって持続可能な社会の実現を目指すNGOです。1987年に「第1回清里フォーラム(現:清里ミーティング)」を開催し、その事務局が母体となって1992年に日本環境教育フォーラムが発足しました。以来、「自然体験を通した環境教育」を根幹とし、幅広く質の高い環境教育の推進に向けて活動しています。

公益社団法人 日本環境教育フォーラム

〒116-0013
東京都荒川区西日暮里5-38-5 日能研1階
Tel. 03-5834-2897
E-mail: emiko_tarumi@jeef.or.jp
担当:垂水恵美子