群馬「小平のカッコソウ管理地(保護地)拡大」大作戦
レポート
~育ててみれば、もっと可愛いいカッコソウ~
絶滅の危機に瀕している「カッコソウ」の保護地を拡大し、山一面をピンクの花で飾りましょう。《カッコソウの保護地を整備拡大しよう! ~in 小平~》を実施しましたので報告します。
写真は同一敷地内でカッコウ草の移植を何人かの方にお願いしたものです。
当日のスケジュール
08:15 集合 正福寺境内
08:30 開会式
08:45 現地(正福寺裏山)へ徒歩で移動
09:00 作業現場へ移動作業
10:30 作業終了
11:00 アンケート記入、閉会式、記念撮影、解散
実施内容
・開会式の様子。
・開会式にて、カッコ草の歴史と活動経過、本日の作業とポイント説明をリーダーの小林さんに説明をしていただきました。
・本日のNHK昼のニュースで放送されると言う事から、当初、同一敷地内でのカッコウ草の移植作業を最後に計画していましたが、放送に間に合うよう最初に何人かの方に実施していただきました。(総括の写真と同じです)
・鹿や猪対策として金網フェンスを設置を。斜面での作業ですので大変です。
・カッコウ草が成長しやすくするため、根に水がたまるよう、伐採木や枝にてダムを。ここは水が豊富ですので繁殖には適しています。
・管理地内の落木整備作業です。
・管理地内、急斜面での整備作業です。
・最期に記念写真です。
このイベントで得られたこと
前回から継続的にご参加されているリピーターの方がいらっしゃり、作業は順調に進みました。また、地域の様々な団体とのつながりができ、たくさんの方々にご参加いただきました。今後も継続的にご参加いただけるように取り組みたいと思います。
参加者の声
- カッコソウについて前回知り、保存する大切さ、大変さを知り、今後も協力していきたい。又、毎年の事業をすることが良いと思う。(50代男性)
- カッコソウの希少性を再認識しました。咲いているところを是非見たいと思います。(60代男性)
- 達成感がありました。(20代女性)
- 自然の中に身を置くことがあまりないので、とても為になりました。子供や周囲の人にも話したいと思います。(30代男性)
- カッコソウが群馬の固有種とは知りませんでした。(10代男性)
イベント実施結果
- 参加者数
- 87人
- アンケート回答数
- 73
- 参加者満足度
- 71%
- 実施してよかった点
①参加していただいた皆さんを始め、NHK・上毛新聞・桐生タイムス等で報道していただき広くカッコソウを知っていただける絶好の機会となった。
②防獣柵設置は難しい作業であったが、事前の協力団体の皆さんの積極的な協力を戴き、当日までに順調に準備出来て良かった。
③今までは、管理地の防獣柵設置作業は、ほとんどを少人数でやって来ていたので、大勢の方々の協力は大きな力になった。おかげさまで防獣柵が完成した。
④多くの方の力により管理地がきれいになった。⑤今まで交流があると言っても顔見知り程度だった人たちと深い結びつきができた。- 実施して苦労した点
①作業場所が急傾斜地のため、参加者皆さんに安全に作業をしていただけるかの判断がとても難しかった。特に、参加して良かったという満足感を味わっていただく作業内容にするため苦慮しました。
②事前準備で、急傾斜地の高所へCDメッシュや鉄筋の重量物を運ぶのが大変だった。
③今回のイベントは複数団体でおこなったことから、地域、内容が異なる作業をやっていたため互いに目的の明確化、作業の明確化などに時間を要した。結果的には良かった。
④作業がオーバーワークにならないよう、関係者の思いを共通認識にするのに手間がかかった。- 特に寄付が活きたと感じた点
①材料費として使用できる金額が多かったので、大量の資材を購入できた。鉄筋、CDメッシュ等
②思い切って管理地(移植地)を拡大することができた。
メディア掲載
事前広報
①20171102読売新聞群馬版
イベント後
①20171115上毛新聞
②20171118桐生タイムス
③20171112NHKテレビ首都圏ニュース
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20171112/0003510.html
④20171113NHKテレビ640
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- 主催・共催
- 特定非営利活動法人 鳴神の自然を守る会
- 協力・後援等
- 群馬NPO協議会
きりゅう市民活動推進ネットワーク
認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター - 協賛
- 損害保険ジャパン日本興亜株式会社