高鍋湿原で山学校~希少生物を観察し、自然の神秘を体感しよう!~
2018年09月08日(土)実施
レポート
第2回「高鍋湿原で山学校」が開催されました!今回は残念ながら雨…。
開催すら危ぶまれる天気でしたが、イベントが始まると雨は上がり絶好のコンディションとなりました。
そのおかげで希少生物である「ハッチョウトンボ」を間近で観察することができ参加者もスタッフも大興奮。
秋の珍しい草花もたくさん観察し、ボランティアガイドによる解説を子どもも真剣に聞き入っていました。
改めて、自然の尊さと生き物が生を育むための環境整備について考えることができたイベントとなりました。
開催すら危ぶまれる天気でしたが、イベントが始まると雨は上がり絶好のコンディションとなりました。
そのおかげで希少生物である「ハッチョウトンボ」を間近で観察することができ参加者もスタッフも大興奮。
秋の珍しい草花もたくさん観察し、ボランティアガイドによる解説を子どもも真剣に聞き入っていました。
改めて、自然の尊さと生き物が生を育むための環境整備について考えることができたイベントとなりました。
当日のスケジュール
9:30~ 受付開始
10:00~ 開会挨拶
・認定特定非営利活動法人高鍋町観光協会 理事長 井上 博功 氏
・特定非営利活動法人NPOみやざき 理事長 池本 要
10:10~ ガイドの紹介
・高鍋湿原ボランティアガイドの会 会長 池田 たえこ氏およびメンバー
~ 湿原概要と注意事項、班分け
10:30~ 高鍋湿原~希少植物観察会
12:00~ 梨狩り体験(藤原牧場横の梨園)
13:00~ 昼食(藤原牧場にてBBQ)
14:00~ 自由時間
15:00 閉会実施内容
受付の様子。
参加者にはボランティアガイドの方が手作りされた押し花のしおりをプレゼント。
まずは、高鍋湿原ボランティアガイド会長の池田さんから湿原についての説明がありました。
いよいよ観察会スタートです。夏にぐんと成長した草花が生い茂っています。
珍しい植物や生き物を解説していただきながら飽きることなく観察しました。
いたるところに珍しい植物が自生しています。
ときには実際に触ってみたりして、子どもたちは興味深々。
トンボの橋をわたって湿原奥地へとすすみます。
湿原奥地はトンボの群生地でもあるため、子ども達もトンボを探すのに必死。
なんと、希少生物「ハッチョウトンボ」を発見!
この後数匹のハッチョウトンボを見ることができました。
身を乗り出して、一生懸命トンボを探す様子。
イトトンボ、ベニトンボ、ショウジョウトンボ等さまざまなトンボを見つけることができました。
湿原観察後はお楽しみのアトラクション梨狩り体験!
まずは梨狩りの方法を教ええ頂いて・・・
子どもでも簡単に梨をとれました。
お昼は、藤原牧場へ移動。
手作りバーベキューコンロで美味しいお肉やスープを堪能してイベント終了。
このイベントで得られたこと
今回で2期目に入る、高鍋町でのSAVEJAPANプロジェクト。
前回は「海辺の学校」であったが、今回は「山学校」。どちらも素晴らしい環境であったが、共通して言えるのは人の手が絶妙なバランスで加えられ、環境を保たれているということ。
本イベントにおいては、様々なボランティアの方々の手により湿原や周辺環境の整備がなされており、なるほどだから珍しい生き物もたくさんいるわけだ、と納得した。
環境保全にフィールドは関係なく、海でも山でもそれぞれに違う環境が存在していてそれぞれに違う生き物がいる。
だから私たちは自然と共存するために、自分たちの住む「環境」について広く知る必要があると実感した。
また、本イベントの運営においては実施団体である「認定NPO法人高鍋町観光協会」やそのほかたくさんのボランティアスタッフにより無駄なく素晴らしい手際で進められた。
人の動かし方、発言、決断力…。団体運営において、私たちのほうが色々と学ばされることの多い機会となった。
総じて、本イベントが参加者の皆様、運営団体や関係団体の皆様にとって環境保全への関心や意欲を更に向上させる機会となれば幸いである。
前回は「海辺の学校」であったが、今回は「山学校」。どちらも素晴らしい環境であったが、共通して言えるのは人の手が絶妙なバランスで加えられ、環境を保たれているということ。
本イベントにおいては、様々なボランティアの方々の手により湿原や周辺環境の整備がなされており、なるほどだから珍しい生き物もたくさんいるわけだ、と納得した。
環境保全にフィールドは関係なく、海でも山でもそれぞれに違う環境が存在していてそれぞれに違う生き物がいる。
だから私たちは自然と共存するために、自分たちの住む「環境」について広く知る必要があると実感した。
また、本イベントの運営においては実施団体である「認定NPO法人高鍋町観光協会」やそのほかたくさんのボランティアスタッフにより無駄なく素晴らしい手際で進められた。
人の動かし方、発言、決断力…。団体運営において、私たちのほうが色々と学ばされることの多い機会となった。
総じて、本イベントが参加者の皆様、運営団体や関係団体の皆様にとって環境保全への関心や意欲を更に向上させる機会となれば幸いである。
参加者の声
- 自然の動植物をありのままの姿を見ることができ、とても貴重な時間でした。
- 今まで何度も高鍋湿原に行ったことがあるが、はっちょうとんぼを見れたのは初めて。希少植物を見て環境保全について子どもと話せた貴重な体験でした。お肉もとてもおいしかったです
- もともとある植物を守る大変さや、大切さをガイドの方から強く感じました。
- 西都で生まれ育ち、高鍋も身近でしたが、湿原は初めて行きました。ガイドさんがいっぱい教えてくださり、見ごたえもあり、良かったです。またひとつ高鍋が好きになりました。スタッフの皆様も手厚く接してくださり、いい時間を過ごす事ができました。ありがとうございました。
- 高鍋湿原の事や生物への関心が高まった。
イベント実施結果
- 参加者数
- 52名
- アンケート回答数
- 52名
- 参加者満足度
- 96%
- 実施してよかった点
- 希少生物ハッチョウトンボを実際に観察できたことは、ほんとうに貴重な体験であり今回のイベントをきっかけに環境保全への関心が高まることを期待している。
また、サブイベントである梨狩りやバーベキューも大いに盛り上がり、終始笑顔の絶えない充実したイベントとなったことは環境保全に対するハードルをさげ「大変そう」「難しそう」という固定概念を緩和する一助となったのではないかと感じている。 - 実施して苦労した点
雨の中での設営、撤去は非常に酷であったが、たくさんのボランティアスタッフの手により無事に撤収までやりきり、最後には大きな達成感を得ることができた。たくさんのスタッフに支えられて開催できたイベントだと実感している。
ただ、雨のせいでまだ使用できるであろう消耗品等が使用不可になってしまったりのぼり旗は汚れてしまったりと色々と大変なことが多かった。自然現象であるため完全防備は不可能であるが、被害を最小限に抑える工夫が必要であると感じた。- 特に寄付が活きたと感じた点
- 環境保全だけでなく、高鍋町の魅力も伝えたい!と意気込んでいた実施団体「高鍋町観光協会」。
高鍋町は畜産や農業でも有名な地域であるため、昼食には地元牛を使ったものにしたいと強いこだわりを持っていた。
今回、500円という参加費にもかかわらず、地元牛を使用したBBQの提供を実現できたのはほかでもなく寄付のおかげである。
- 主催・共催
- 主催:認定NPO法人 高鍋町観光協会
共催:高鍋町・高鍋商工会議所・高鍋湿原ボランティアガイドの会・NPO法人NPOみやざき - 協力・後援等
- 協力:認定NPO法人 日本NPOセンター
- 協賛
- 損害保険ジャパン日本興亜株式会社