SAVE JAPAN プロジェクト 2017-2018

ホタルを通した地域との協働による自然環境保全への取り組み。

活動内容

平成28年度は、本プロジェクトの制度を活用させていただき長崎市内の小学校8校(公立6校、私立2校)の児童に日頃、学校で取り組んでいる環境にやさしい活動や自然環境の取り組みについて発表していただきました。会場は立見席(座席数;約300席)ができる程の大盛況で、会場の子どもたちからは他校の取り組みを直に知ることができて大変よかった等の意見が多く寄せられました。今回は子ども自然サミットで得られた経験を活かしつつ、フィールドにおける継続した事業として、長崎市北西部の琴海地区において、地域との協働による河川清掃美化活動をはじめ地元の小中学校4校による環境保全活動の発表・長崎市の自然環境の現状とホタルについての講演・ほたる観察会等を実施し、参加者全員で自然との共生・共有を図っていきたいと考えています。

特に琴海地区は緑豊かな山々や美しい海、多様な生き物が生息する地域であるとともに市内でも有数のホタル観賞地として知られています。また、平成30年度は「ながさきホタルの会」が発足して20周年を迎えることから記念行事も兼ねたイベントを予定しています。

一言アピール

近年、都市化の進展や生活環境の変化に伴い自然体験をほとんどしたことがない子どもや若年層が増えています。自然と共生する社会を実現するには、自然とのふれあいをとおして自然を大切にする豊かな心を育むことが重要です。 地域に残された小さな自然は、その土地とそこに住む人々が長い年月をかけて守り育ててきた宝でもあります。市民や地域の方々が身近な問題として自然環境への理解と行動をおこすきっかけとなることを切望します。

活動時期

平成30年6月2日(荒天の場合は、一部内容を3日に延期)

対象となる希少生物種

ゲンジボタルを主眼に置いていますが、恵まれた環境と地域の特性からアユ・シロウオ等にも注視していきます。

実施団体プロフィール

ながさきホタルの会

ながさきホタルの会は、平成10年2月に発足しホタルの保護観察を通して、生息環境の保全や水環境の浄化など自然環境保護活動に寄与することを目的に設立され、定期的に河川清掃美化活動を市内各地域で地元の自治会等と一緒に取組んでいる。また、長崎市が実施するホタル飛翔調査での協働、小中学校や自治会等への出前講座、「エコライフ・フェスタ」の委員など、重責を担っている。
これらの活動により、自然環境功労者環境省大臣表彰(平成19年)、ボランティア功労者に対する厚生労働大臣表彰(平成26年)等を受賞している。

ながさきホタルの会

〒851-3103
長崎市琴海戸根町2423番地
Tel. 095-884-1085
E-mail: ogawa_yasunori@city.nagasaki.lg.jp
担当:小川保徳

公益社団法人 日本環境教育フォーラム

日本環境教育フォーラム(Japan Environmental Education Forum:JEEF)は、国内外で環境教育を推進する団体や個人の会員とともに、環境教育によって持続可能な社会の実現を目指すNGOです。1987年に「第1回清里フォーラム(現:清里ミーティング)」を開催し、その事務局が母体となって1992年に日本環境教育フォーラムが発足しました。以来、「自然体験を通した環境教育」を根幹とし、幅広く質の高い環境教育の推進に向けて活動しています。

公益社団法人 日本環境教育フォーラム

〒116-0013
東京都荒川区西日暮里5-38-5日能研ビル1階
Tel. 03-5834-2897
E-mail:kobori@jeef.or.jp
担当:小堀武信