生きものの生態系と保全、自然災害について考えよう!
活動内容
和歌山市の東西に流れる一級河川の紀の川は、かつては和歌山市中心部付近から南進し、南の方角にながれていましたが、室町後期の大地震による津波の影響で、流れが東西方向に変わったと推測されています。かつての河口周辺が現在では関西最大級の和歌浦干潟として豊かな生態系が観察できる場所となっているなど、生態系と自然災害は密接なつながりがあることがわかります。2017--18シーズンでは、そうした地形の特徴と生態系の関わりを学ぶとともに、室町後期から現代にいたるまで500年以上をかけ、いまの生態系が構築されてきたことを踏まえて、生態系の保全には相当の時間と労力がかかわること、同じ海に面していても津波の直接の被害を受けなかった磯場では異なった生物相が見られることなど、生態系と自然災害との関わりを考えるきっかけとしたいです。
これらの成果をもって、県立自然博物館にて希少種生物や生態系を守ることの意味のほか、防災・減災など、自然災害との向き合い方について考え、生きものの「いのちを守る」という認識を高めたいです。
これらの成果をもって、県立自然博物館にて希少種生物や生態系を守ることの意味のほか、防災・減災など、自然災害との向き合い方について考え、生きものの「いのちを守る」という認識を高めたいです。
一言アピール
災害と生態系・生き物の関係について考えるきっかけとしたいです。
活動時期
5月 和歌浦干潟での希少生物種探しと、地形についてのお話
5月 和歌山市浜の宮岩場での希少生物種探しと、地形についてのお話
6月 和歌山県立自然博物館での講座(生物ピラミッドなど)と災害・防災についてのお話
対象となる希少生物種
サクラガイ、ワカウラツボ
実施団体プロフィール
特定非営利活動法人 人と自然とまちづくりと
「人や自然を大事に思い、対話を通して人や自然を知り再生をはかること」「助け合いの心を養い人の絆を結び直すこと」「楽しく、美しくといった価値観を大切にし、誰もが気軽に活動できること」といった思いを実現するために、私たちは「NPO法人 人と自然とまちづくりと」として、そのつなぎ手「and」という役割を担いながら、人と人、人と自然が対話を通じて、生き生きと暮らせる国づくりをめざすためのサポートを実践します。
〒641-0035
和歌山県和歌山市関戸2-3-2
Tel. 090-1713-3243
E-mail: tidalflat01@mail.goo.ne.jp
担当:平井 研
特定非営利活動法人 わかやまNPOセンター
和歌山県内唯一の県域を活動エリアとするNPO中間支援組織として、県内のNPO法人の設立や運営、地域の防災の取り組み、行政とNPO等の協働など、市民が主体となった民間公益活動の支援活動をおこなっています。また各種メディアを通じたNPOにまつわる情報発信も積極的に展開。市町村域の地縁組織等とNPOとの連携・協働の仕組みづくりにも挑戦しています。
〒640-8331
和歌山県和歌山市美園町5-6-12
Tel. 073-424-2223
Fax. 073-423-8355
E-mail: info@wnc.jp
担当:金 宏美