南九十九里の浜辺の「海岸環境」保護の一環として、ウミガメの観察を行っています。
活動内容
一宮町を含む南九十九里にアカウミガメは5月末から10月ごろまで産卵のためにやってきます。一宮町の海岸は7kmあり、そこへ多い年で40回ほどのアカウミガメの上陸が観察されています。一宮では海岸の距離と上陸の頻度を考慮すると、夜間にパトロールしてもウミガメの上陸に遭遇できる可能性は大変低く、そのため早朝に海岸を歩き、ウミガメ上陸の足跡を調査しています。アカウミガメは産卵後約60日後に孵化して、子ガメが海へ戻っていきます。このような状況なので年度を通した活動は以下のようになります。
5月下旬~10月下旬:
海岸を歩きウミガメの上陸調査を実施します。もし上陸があれば、場所と日時および足跡の測定し記録します。もし産卵が確認された場合は、産卵場所をロープなどで囲います。産卵が確認された巣は、産卵後子ガメが脱出したかどうか調査します。
また、調査記録を集計し、日本ウミガメ協議会へ報告し、調査結果をもとにニュースレター(らぶかめーる)を作成し、配布します。
7月~8月:
夏休みに子供たちにウミガメのことを知ってもらうため、足跡ツアーや生き物調査を一宮町の団体と協力し数回実施します。
11月:
日本ウミガメ会議に出席し一宮町のアカウミガメについて発表します。
12月~4月:
ウミガメの啓蒙活動を色々な方法で行っています(船橋少年の家での講演・ワークショップなど)
一言アピール
活動時期
対象となる希少生物種
実施団体プロフィール
一宮ウミガメを見守る会
一宮ウミガメを見守る会は、南九十九里の浜辺の多様な生物が今後も生息できるよう「海岸環境」の保護の一環として、ウミガメの観察を行っています。ウミガメが産卵に来るような海岸であってほしいという思いを込めて、元東邦大学秋山教授の観察を学び引き継ぐために、2005年「一宮ウミガメを見守る会」を立ち上げ、活動を行っています。
産卵時期の海辺の観察を行い、記録し、情報をNPO法人日本ウミガメ協議会へ報告しています。外房地域のウミガメの状況を話し合う「外房ウミガメ懇話会」に参加しています(当会の観察対象エリア内には、2020年東京オリンピックでのサーフィン競技会場も含まれています)。

認定特定非営利活動法人 ちば市民活動・市民事業サポートクラブ
認定特定非営利活動法人 ちば市民活動・市民事業サポートクラブ
〒261-0011千葉市美浜区真砂5-21-12
Tel. 043-303-1688
Fax. 043-303-1689
E-mail: npo-club@par.odn.ne.jp
担当:風間文子
