春日山原始林の価値と魅力を伝え、次世代へつなぐための保全活動の理解を深める
活動内容
複数の団体・行政・事業者と協働し、貴重な照葉樹林の残る春日山原始林をまずは知ってもらう。単なる観察会ではなく、参加者が主体的に体験するアクティビティを取り入れて春日山の魅力を自らが発信できるような機会を提供する。また、現状について訴え保全の必要性等春日山原始林の貴重な照葉樹林を含む奈良公園一帯の自然環境への理解を深める工夫をする。
1. 春日山自然学校プロジェクト(アースデイ奈良と協力)
毎年奈良公園にて開催している「アースデイ奈良」において、春日山原始林を含む奈良公園をフィールドに「身近にある貴重な自然について気づく」きっかけ作りを行う。春日山原始林から奈良公園平坦部にかけての緑地帯が都市に隣接する場において非常に貴重であることを意識させるため、奈良公園をフィールドに活動する団体と連携し、ファミリーからシニアまで幅広い年代で自然を楽しめるプログラムを実施する。
2.子どもたちによる春日山原始林の魅力を伝えるプロジェクト
主に地元の子どもたち(校区近隣の小学生を想定)が春日山原始林を実際に歩き、魅力と現状を知る。その魅力を多くの人に伝えるため絵などに表現し作品を作るワークショップ等を開催する。完成作品は、管理主体である奈良県や奈良市等と連携し、当該施設にて複数回展示し、子どもの目線からその魅力と現状を多くの方に知ってもらう。
さまざまなステークホルダーとともに実施に向けた会合を持ち、お互いの立場や取り組みについての理解を深めつつ、ともに企画実施する。
一言アピール
活動時期
2019年4月 春日山自然学校プロジェクト
2019年5月 子どもたちによる春日山原始林の魅力を伝えるプロジェクト
対象となる希少生物種
特別天然記念物 春日山原始林(都市に隣接した約300haの照葉樹林が残る森林)
モリアオガエル、ヒメハルゼミ、カスミサンショウウオ等
実施団体プロフィール
春日山原始林を未来へつなぐ会
特定非営利活動法人 奈良NPOセンター
奈良NPOセンターは、2001年の設立以来、奈良をもっと元気に、より良い社会にしていこうとする活動を応援しています。
さまざまな社会問題の解決に関わる人々、NPOなどの活動分野は環境・子育て・若者自立支援・国際理解・まちづくり・福祉など、多岐にわたりますが、NPO間のつながりを重視しながら、行政・企業・大学・地域コミュニティなどとも協力し、一人ひとりが主体的に参画できる新しい社会づくりを目指しています。