SAVE JAPAN プロジェクト 2015

レポート

とんぼを守ろう!鬼怒の水辺 生きもの観察&保全作業

2015年08月30日(日)実施
  • 昆虫・その他

レポート

天候に左右される野外イベントなので、長期の天候不順に悩まされ続けさせられました。
 そのような悪状況にも関わらず、熱心に活動に参加してくれて、とても熱いものを感じさせてくれました。絶滅危惧種のトンボには、会えることができませんでしたが、イトトンボやバッタ、そして、池の周りにいる鳥を見ることができました。

 趣旨とは離れてしまいますが、雨のため屋内のプログラムで準備していた、観察センター内に生息するトンボの生態を撮影したビデオが素晴らしく感動ものでした。また参加したいという意見も聞かれ、秋に開くイベントに期待を持てそうなイベントとなりました。

当日のスケジュール

9:00 受付開始

9:30 オープニングミーティング

   開会の挨拶

   SAVEJAPANプロジェクトの説明

   プログラム進行の説明

10:00 自然観察会及び移動しながらのゴミ拾い

   トンボや昆虫の観察

   オオバンの池での鳥の観察

   観察センター内にある水槽の水生生物の観察、トンボの標本で観察。

12:00 昼食

13:00 ビデオで観察センターのトンボを説明する。

13:30 クロージングミーティング及びアンケート

14:00 終了

実施内容

観察センターの保全地区のごみを拾いながら、トンボを探しました。


絶滅危惧種のオオキトンボを見ることができませんでしたが、アジアイトトンボを見ることができました。


悪天候のため、昆虫などの姿を確認できにくい状態なので、観察センター内に展示してある標本で姿を確認する。
オオキトンボ、マダラヤンマの標本もあります。


屋内プログラムに変更して、観察センター内で見ることができるトンボの貴重なビデオを視聴。

みなさんまた会いましょう
  雨が小降りになったところで記念撮影。またここでお会いできたらうれしいな

このイベントで得られたこと

  悪天候の中、キャンセルすることなく参加者が来てくれて、思った以上に熱い方が来てくれという感じを得ることができました。

 この観察センターは、砕石採取後にできた大きな穴が放置されたどちらかというと、負の遺産がきっかけでできた保全地区だそうです。関係者が数多くの困難を乗り越えて、官民の協働で整備され運営してきた場所であることを、参加していただいた人に理解していただきました。
 
 

 

参加者の声

  • 自分にとって知識財産を増やすための有意義な時間を過ごすことができた。(男性/70歳)
  • 夏鳥のいくつかを観察することができた。多くの人からの話を聞くことができた。(男性/80歳)
  • 雨が降ったのが残念だったが、ビデオのプログラムが良かった。(男性/40歳)
  • かわらバッタという絶滅危惧種が見れてよかった。(男性/小学6年)
  • ごいさぎ、とんぼ、カワセミ、カイツブリを見たこと。(男性/幼稚園児)

イベント実施結果

参加者数
31名
アンケート回答数
25名
参加者満足度
48%
実施してよかった点
 この観察センターが、とても貴重な場所だということを参加者の方が知ることにより、この保全地区全体を守っていこうという機運を少し感じ取ることができました。
実施して苦労した点
悪天気が続き、参加者予定者のキャンセルの危機を感じました。
 最低でも30人確保する目標を掲げ、最後の最後まで声掛けを行いました。結果、31名の参加者を確保することに成功いたしました。
 イベント当日も、天候が悪く、途中雨が降ってくるなどの悪条件が続きましたが、スタッフ・参加者の熱意により、途中屋内プログラムに変更したものもありましたが、無事終了することができました。
特に寄付が活きたと感じた点
水辺観察センターの保全地区は、訪れる多くの人はそこに生息している生き物に関心がなくなりつつあります。生き物が減る傾向にある保全地区に、チラシなどで広域に広報ができて、きちんとした形でイベントができると注目が集まり、結果保護していこうという機運が高まることを感じたとき、寄付が生きたなあと感じさせられます。