暑かった!熱かった!和歌の浦自然体験ツアー
2018年07月14日(土)実施
レポート
一日、和歌浦干潟周辺で自然と災害について学びました。関西随一の広さを誇る和歌浦干潟は約500年前の大津波や水害によって紀ノ川の流れが変わったことでできた!というトリビアだけではなく、実際に災害が起こったらどうするか?という学びも。
また、見つけた生物をはがきサイズにスケッチしたり、希望者には標本の作り方のレクチャーも。様々な体験と学びで自然を幅広く学びました。
猛暑日を記録した和歌山市でしたがみなさん熱かった!
また、見つけた生物をはがきサイズにスケッチしたり、希望者には標本の作り方のレクチャーも。様々な体験と学びで自然を幅広く学びました。
猛暑日を記録した和歌山市でしたがみなさん熱かった!
当日のスケジュール
10:00 開会
10:15 生き物観察のレクチャー
10:30 生き物観察
11:15 スケッチする生き物の選定
11:30 午前の部アンケート・片付け
11:55 午前の部終了・昼食
13:00 午後の部開会、趣旨説明
13:10 4グループにわかれ(1)生き物のスケッチ、(2)災害について学ぶ、(3)海の漂流物について学び工作、(4)起震車体験と干潟見学、を巡回
15:15 まとめ
15:30 終了、希望者は標本づくり体験
16:30 終了
10:15 生き物観察のレクチャー
10:30 生き物観察
11:15 スケッチする生き物の選定
11:30 午前の部アンケート・片付け
11:55 午前の部終了・昼食
13:00 午後の部開会、趣旨説明
13:10 4グループにわかれ(1)生き物のスケッチ、(2)災害について学ぶ、(3)海の漂流物について学び工作、(4)起震車体験と干潟見学、を巡回
15:15 まとめ
15:30 終了、希望者は標本づくり体験
16:30 終了
実施内容
まだ潮が引く前の干潟。和歌浦は万葉集にも謳われた景勝地です。
和歌浦干潟が一望できる「観海閣」のなかで趣旨説明と注意事項の説明。
この日の和歌山市は36度を超える猛暑日になりましたが、観海閣は海沿いで風が通り抜けて気持ちいい!
徐々に潮が引いてきて、みなさん磯に下りていきます。
史上最高の参加者数。あちこちで歓声があがりました。
終わる頃にはここまで潮が引いてきました。この後さらに潮が引き、関西随一の干潟が姿を表しました。
午前のみで帰られる方もいらっしゃいましたのでここで記念撮影!
ここからは午後の様子から少しご紹介します。
1人1匹、容器にスケッチしたい生き物を採取し、色鉛筆などを使ってスケッチしていきます。自然博物館の学芸員さんからは「色」「大きさ」などに注意して描いてね、とアドバイスが。
こちらは災害について学ぶゾーン。新聞紙スリッパの作り方を学びます。
こちらは新聞紙を使って簡易なお皿などを作るコーナー。
このほか、損保ジャパン日本興亜和歌山支店様より提供いただいた「地震への備え」小冊子と、和歌山市から提供いただいた家具固定等の支援事業についてのパンフレットを配布。まら、和歌山県が公表している津波の浸水想定などを掲示しました。
こちらは、海岸への漂着物を使って、オリジナルフォトフレームを作るコーナー。
こんなものができました!
こちらは和歌山市消防局のご協力で、起震車で南海・東南海・南海地震が同時発生した想定での揺れを体験いただきました。奥のモニターでも室内や屋外の様子が映し出され、震度5強を上回ると家の中、外とも様々なものが落下してくることがわかり、いざというときの備えが大事であると改めて気づいた方が多かったようです。
このあとは近くの「奠供山(てんぐやま)」から和歌浦干潟全景をご覧いただいたり、玉津島神社の参拝をしていただくなど、和歌浦の歴史・自然を楽しんでいただきました。
最後のまとめです。
NPO法人人と自然とまちづくりと の平井さんからは、つい最近も西日本豪雨があり甚大な被害が出ました。わたしたち人間にとって、自然災害は時に非常に怖いものではありますが、こうした災害がきっかけになって環境が変わり、和歌浦干潟でいえば500年の間に様々な貴重な生物が棲みつくようになったともいえます。自然の脅威を改めて学び、万一のときのために、家族で共通の避難所を決めておくなどのルール作りなどは必要だけれども、自然環境と災害は表裏一体のものであることなどが説明されました。
また、生物多様性が大事だといわれますが、まずは「和歌山は本当に豊かな生態系が見られる地域であること」を覚えてほしい、というのは県立自然博物館の平嶋学芸員。和歌山ほど豊かな生態系が見られる地域は全国的に見てもまれ。仮に大人になって他の地域に出向くことがあっても、和歌山には本当に素晴らしい自然がある、ということを忘れないでほしいとメッセージが。
終わった後は自由参加で、簡単な生き物の標本づくりの実演。
生き物はいつか生命をなくしますが、標本をつくるとその段階で生命をなくします。生命の大切さを説きながら、標本づくりの実演が行われました。
和歌浦干潟が一望できる「観海閣」のなかで趣旨説明と注意事項の説明。
この日の和歌山市は36度を超える猛暑日になりましたが、観海閣は海沿いで風が通り抜けて気持ちいい!
徐々に潮が引いてきて、みなさん磯に下りていきます。
史上最高の参加者数。あちこちで歓声があがりました。
終わる頃にはここまで潮が引いてきました。この後さらに潮が引き、関西随一の干潟が姿を表しました。
午前のみで帰られる方もいらっしゃいましたのでここで記念撮影!
ここからは午後の様子から少しご紹介します。
1人1匹、容器にスケッチしたい生き物を採取し、色鉛筆などを使ってスケッチしていきます。自然博物館の学芸員さんからは「色」「大きさ」などに注意して描いてね、とアドバイスが。
こちらは災害について学ぶゾーン。新聞紙スリッパの作り方を学びます。
こちらは新聞紙を使って簡易なお皿などを作るコーナー。
このほか、損保ジャパン日本興亜和歌山支店様より提供いただいた「地震への備え」小冊子と、和歌山市から提供いただいた家具固定等の支援事業についてのパンフレットを配布。まら、和歌山県が公表している津波の浸水想定などを掲示しました。
こちらは、海岸への漂着物を使って、オリジナルフォトフレームを作るコーナー。
こんなものができました!
こちらは和歌山市消防局のご協力で、起震車で南海・東南海・南海地震が同時発生した想定での揺れを体験いただきました。奥のモニターでも室内や屋外の様子が映し出され、震度5強を上回ると家の中、外とも様々なものが落下してくることがわかり、いざというときの備えが大事であると改めて気づいた方が多かったようです。
このあとは近くの「奠供山(てんぐやま)」から和歌浦干潟全景をご覧いただいたり、玉津島神社の参拝をしていただくなど、和歌浦の歴史・自然を楽しんでいただきました。
最後のまとめです。
NPO法人人と自然とまちづくりと の平井さんからは、つい最近も西日本豪雨があり甚大な被害が出ました。わたしたち人間にとって、自然災害は時に非常に怖いものではありますが、こうした災害がきっかけになって環境が変わり、和歌浦干潟でいえば500年の間に様々な貴重な生物が棲みつくようになったともいえます。自然の脅威を改めて学び、万一のときのために、家族で共通の避難所を決めておくなどのルール作りなどは必要だけれども、自然環境と災害は表裏一体のものであることなどが説明されました。
また、生物多様性が大事だといわれますが、まずは「和歌山は本当に豊かな生態系が見られる地域であること」を覚えてほしい、というのは県立自然博物館の平嶋学芸員。和歌山ほど豊かな生態系が見られる地域は全国的に見てもまれ。仮に大人になって他の地域に出向くことがあっても、和歌山には本当に素晴らしい自然がある、ということを忘れないでほしいとメッセージが。
終わった後は自由参加で、簡単な生き物の標本づくりの実演。
生き物はいつか生命をなくしますが、標本をつくるとその段階で生命をなくします。生命の大切さを説きながら、標本づくりの実演が行われました。
このイベントで得られたこと
生き物が棲む環境と災害、というこれまでにない切り口で取り組みをおこないました。特にちさなお子さんにどうやって学んでいただくか苦心しましたが、みなさん楽しみながら、様々な取り組みに参加いただき、満足していただいたのではないかと思います。
またこれまでよりも多いステークホルダーに関わっていただき、活動の幅、人脈作りにもつながったのではないかと思います。
またこれまでよりも多いステークホルダーに関わっていただき、活動の幅、人脈作りにもつながったのではないかと思います。
参加者の声
- ひがたで魚をしらべたことが楽しかった(小学校4年生)
- スリッパやマイトイレ、パーカーや おさらをつくるのが たのしかった(小学校2年生)
- かにをとったことが たのしかった(幼稚園児)
- 景色もよく、子どもたちがすごく喜ぶ環境だと思いました(30代・女性)
- なかなか自分たちだけでは干潟に行く機会がなく、親子で生き物探しをして色んな種類の生物がいるんだなあと思った。午後のワークショップも楽しく参加させて頂きました。(30代・女性)
イベント実施結果
- 参加者数
- 大人36名、子ども50名
- アンケート回答数
- 67件
- 参加者満足度
- 72%
- 実施してよかった点
- 今回はSAVE JAPANプロジェクトの和歌山開催のなかではいちばん早くに定員に達しました。これについては多くのステークホルダーに参画いただいたことが功を奏したものと思います。定員オーバーで参加をお受けできなかった方が数組いらっしゃいました。申し訳ございません。
- 実施して苦労した点
- 今回は多くのステークホルダーに参画いただいた分、様々な調整に非常に時間がかかってしまいました。参加いただいたみなさまには直接関係ありませんが、運営側で行き違いが目立ってしまいました…。
- 特に寄付が活きたと感じた点
- 今回は多くのステークホルダーの参画を得ることができたことがまず第一です。
また、参加者特典として自由帳をお渡しすることができ、さっそく他の生き物のスケッチを楽しむお子さんが複数見られるなど、今回のイベントでの学びをすぐに活かすことができたことも大きかったのではないかと思います、
メディア掲載
2018年6月30日 リビング和歌山
2018年7月12日 わかやま新報
2018年7月12日 わかやま新報
- 主催・共催
- 特定非営利活動法人わかやまNPO センター、特定非営利活動法人人と自然とまちづくりと
- 協力・後援等
和歌山県立自然博物館、和歌山市消防局、玉津島神社、NPO日本渚の美術協会・神戸教室、
ファースト・ステップ、NPOわかやま環境ネットワーク、一般社団法人生態系工学研究会、認定特定非営利活動法人日本NPO センター- 協賛
- 損害保険ジャパン日本興亜株式会社