SAVE JAPAN プロジェクト 2017-2018

レポート

和歌山の海を知ろう!&成果報告をしよう!

2018年07月28日(土)実施

レポート

7月14日にみんなでスケッチした和歌浦の生き物のポストカードを、和歌山県立自然博物館の通路に掲示させていただきました!
また、自然博物館のバックヤードツアーと、和歌山が生んだ博物学者・南方熊楠の研究で有名な「粘菌」に関する企画展の解説を聞いたあとは、自分が見つけた和歌浦の生き物を探しに館内をめぐり、改めて学びを深めました。

当日のスケジュール

9:30 集合
9:40 自然博物館バックヤードツアー/ポストカード掲示
10:30 「粘菌」についての解説
11:00 館内で生き物探し
11:30 終了

実施内容


自然博物館のバックヤードツアー。水槽の上で、どのような飼育をおこなっているのか解説をいただきました。


特別に、冷凍室で保管されている生き物も見せていただきました。和歌山県内の沿岸に打ち上げられていた生き物の死骸を冷凍保管し、その後解剖して骨格標本を作成するんだそうです。骨格標本にすると、見た目とはまったく異なる骨格をしてる生き物がある、というお話に参加者一同びっくり。


粘菌についての企画展を解説付きで見学。わたしたちにとって「粘菌」ってあまり身近なものではありませんが、郷土が生んだ学者・南方熊楠が熱心に研究した粘菌、不思議な生態について学んでいただけたと思います。


自然博物館の通路沿いの掲示板にこのような形でポストカードを掲示させていただきました。8月いっぱい、和歌山県立自然博物館に掲示されていますので、ご来館の際には是非ご覧ください。


おつかれさまでした!

このイベントで得られたこと

和歌山の生き物をより深く知ることができたのではないかと思われます。参加者のなかには、14日に採取した生き物をずっと育てている人もいて、バックヤードツアーの際に居合わせた学芸員さんにその生き物について尋ねるような姿もみられました。
また自然博物館の通路にポストカードを掲示させていただいたことで、来館者のみなさんに和歌浦で見ることができる生き物のことを知っていただけたのではないかと思います。

参加者の声

  • すいそうを上からみたことがよかった(小学4年生、ほか多数)
  • サメをさわることができたのがおもしろかった(小学2年生)
  • 粘菌の特別展がおもしろかった(小学6年生)
  • 学芸員さんから直接色々なお話を聞けたので良かった(30代・女性)
  • 子どもだけではなくわたしも楽しめました(30代・女性)

イベント実施結果

参加者数
44名
アンケート回答数
17通
参加者満足度
100%
実施してよかった点
前回同様、すぐに多くの参加申し込みをいただくことができたことが大きかったです。また、自然博物館のバックヤードツアーは、自然博物館自体も実施されていますが、わたしたち民間主体のイベントでもきちんと自然博物館と連携・協働できたことが今回の実施につながったものと思います。
実施して苦労した点
前回同様、多彩なステークホルダーに参画いただいた分、調整に時間がかかってしまいました。また人事異動がある機関では、うまく引き継ぎがいただけているか不安になったこともありました。
特に寄付が活きたと感じた点
SAVE JAPANプロジェクトの一環の取組みであることがわかるよう、専用のポストカードを作成することができたほか、参加いただく方の金銭的不安を極力少なくすることができたことが今回とても大きかったです。
主催・共催
特定非営利活動法人わかやまNPO センター、特定非営利活動法人人と自然とまちづくりと
協力・後援等
和歌山県立自然博物館、NPOわかやま環境ネットワーク、一般社団法人生態系工学研究会、認定特定非営利活動法人日本NPO センター
協賛
損害保険ジャパン日本興亜株式会社