[岩手]環境マイスター紫波 希少なカラス貝を探せ!水生生物発見プロジェクト

水生生物探検発見隊

SAVE JAPANプロジェクトレポート

 

岩手では「水生生物探検発見隊」という川辺に生息する生物の観察、また希少生物が発見できるかという

レアもの大好きな子どもたちにワクワク感を持たせたイベント形式で行いました。

 

プログラム実施日

2012年7月28日(土)10:00~13:30

 

当日のスケジュール

9:30

【バス送迎部隊をつけました】

紫波中央駅(現場まで車で20分くらいの所)よりバス出発、電車の方はこちらの駅からバスを利用。
現地集合も可能とした。申し込みの際にバスか現地集合かを伺いリストにまとめる。

10:00

赤沢公民館に全員集合。司会の環境マイスター櫻井さんの発声のもと、開催の挨拶。風・波デザイン(丸山)、損保ジャパン盛岡支社(井関さん、有難うございました)、日本NPOセンター(新田さん)よりそれぞれ簡単なあいさつ。

その後、10班に分かれ、各班ごとに注意事項などを伝達(各班には7、8名の参加者と環境マイスターのインストラクターさんが2名ついている)。

準備が終わり次第、近隣の川辺へ。10班に分けたグループはおおきく更に3部隊に分かれる(1~3班は公民館から歩いてすぐの場所、4班~6班はバスで5分程度の川辺、残り10班まではバスで10分ほどの川辺)。

各班ごとにインストラクターの方と一緒に希少な水生生物の観察会開始。(保護者の方も参加)。

12:00

公民館へ帰還。地元のおかあちゃんたち手作りの豚汁提供。(水・お茶は開始前に配布済み。おにぎり等は各自持参とした。)

いっしょに観察をしたお友だちと一緒の班でご飯を食べる。この時点でアンケートを配布し、記入してもらう。お昼休みの時間中に回収。回収は、各インストラクターさんの責任で行っていただく。

13:15 解散式。環境マイスター紫波代表の佐藤さんより総括と終わりの挨拶。記念撮影をして解散。
バス組は紫波中央駅まで送迎します。その後、撤収作業のあとにスタッフ昼食。

 

 

当日の様子(写真をまじえながら)

今回、は環境保全、希少生物の保護をテーマに活動されている「環境マイスター紫波」という団体さんと
協力して、紫波町東部にある赤沢川にて水辺の貴重な生物が今もちゃんと元気に暮らしているのかを観察することを
趣旨に行いました。

 

 



丹念な準備を行っていたので、当日雨になるかどうか心配していましたが雨どころか、猛暑になるくらいの快晴!
90名近くのちびっこたちと、40名近くの保護者のみなさん、更に環境マイスター紫波のスタッフさん、

地元赤沢のお母さま方(お昼ご飯の豚汁を作って頂きました)合わせて200名近くの大所帯となりました!!


炎天下の中、みなさん川へ行くのを楽しみにしながらまずはそれぞれの観察場所へ。
1班8人くらいで、10班。赤沢川の各場所に向かいました。

小さな網とバケツを持って、観察会のはじまりです。
(網で採った生物は、観察後再び川に返しています。)
澄んだ水には、よーくみると小さな生き物が。網ですくってみるとカワゲラやザリガニ、
サワガニなどがいっぱい。

 



草の根もとを探したり、大きな石をひっくりかえしたりして子どもたちも珍しい生き物
探しに奮闘していました。

 

 

今回、実は一つのミッション(使命)がありました。
それは、「希少な生物を見つけること」。特に、意外かもしれませんが近年タニシやカワニナ
などの淡水に棲む貝類の存在が激減しているそうです。
みんな、ひっしでタニシやカワニナがいないか探しました。

 

 

すると、観察も終わりに差し掛かるお昼近く。
4班から「タニシがいたぞ!」の声が。確かに、大きなタニシの姿が。インストラクターさんも
これはすごい!と驚き。珍しい生物も、きちんと赤沢には存在していたようで一安心。

観察を終え、スタート場所だった公民館へ戻りたくさん動いて空いたおなか。
そこに、おいしそうな豚汁!みんなおかわりは無いの?と言うくらい大好評でした。
持参のおにぎりと一緒に、ともに同じ班だったみんなとランチタイムです。


最後に、みんなでもういちど集まって閉会式。
全員集合写真を撮って、またね!みんな、ニコニコ帰途につきました。
そして、何よりもケガや病気が無かったことも何よりでした。



お昼ご飯の間に頂いたアンケートを、後に拝見しました。
多くの方から、大好評を頂き良かったです。


今回は、本当に皆様のご参加有難うございました!
また、あらためまして環境マイスター紫波さん、おいしい豚汁を作っていただいた食生活改善推進員協議会さん、

場所の提供を快く引き受けて頂いた赤沢公民館さん、今回のお話のきっかけをつないで頂いた日本NPOセンターさん、そして損保ジャパンさんへ御礼申し上げます。

 
 
 
 
プログラム参加人数・アンケート集計結果など
参加人数:130名(子ども84名、保護者46名)
アンケート回答数:130件(全員回答でした!ありがとうございます。)
満足度の平均値:91.0%
 
参加者の感想より
30代女性 子ども達の活き活きした表情がとても良くて参加してよかった スタッフが親切だった。    
30代女性 地元赤沢川の生物をみて、次世代の為に自然を大切にしたいと強く思った。      
30代女性 川でじっくり生物観察をすることが出来て大人もこどもも楽しめた。いろんな発見が出来、夏休みのいい思い出になった。またやって下さい
   
40代女性 危険なイメージで近づけなかったが安全にはいることが出来て満足、全国規模のものを身近で体験出来て不思議な感じです。田舎の良さを実感です。
   
40代男性 川辺の整備(草取り)など地域の皆さんのご協力に感謝します。とても楽しかった。    
40代女性 子ども達は150点と言っています              
30代女性 自宅に持ち帰れる(記録用紙)等が合ったら記念になったと思います。活動の成果がたくさん報告出来る様長く続けてほしいです。命の大切さ、自然の大切さを伝えるイベントを今後も期待します。
   
30代男性 時間が少し短かった。採取した生物へのもっと詳しい説明が欲しかった。子供は満足してました。環境保全運動をもっと広げていきましょう。
   
こども達の感想 水の生きもののナゾがいっぱい、カジカをつかまえてうれしかった。 石をひっくり返してつかまえるところ。 長靴で川に入って遊んだ。 水生生物を取ったり、くわしく調べたりすること。 カニをつかまえたこと。 生きものがたくさん取れたのが楽しかった。 ミヤマトンボのヤゴがみつけられてよかった。 またやってみたい! つぎどんなイベントがあるかわくわくします。また生きものとたくさんふれあいたいです。
   
   
   

 

 

プログラムを実施して苦労した点

・人集めが大変ではないかと、広報にだいぶ力を入れたのですが逆に応募が殺到してしまったことです。

締切日の前に満員御礼になったのはもちろん、お断りの連絡をせざるをえなかったこと子どもたちに申し訳ないことをしました。

・また、上記に関連しますが募集戦略の都合上、近郊→遠方の順番で展開するつもりが近郊周知の段階でだいぶ応募がきたため

遠方の参加者さんまでこの企画を強くアピールできなかったことです。

 

 

プログラムを実施してよかった点、特に寄付が活きたと感じた点

・これまで、知ってはいたけれども何かを一緒にやるという機会の無かった団体さんと共に大きなイベントを成し得たことが

互いの団体にとっての自信につながりました。それぞれの団体の「得意」を出し合ってそれを活かせたとは、素晴らしいことでした。

・地元の新聞社も興味を持っていただいて、なんと!翌日の紙面トップ記事にして頂きました!

・みなさんへ、損保ジャパンさんの貢献活動の意義を理解いただいたことと、ワッペン(?)布製のシールがとてもかわいらしく好評だったこと。

・なによりも、希少生物とされていた「タニシ」が生息していたことが良かったです。

 

 

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