[滋賀]遊林会 里山の魅力を満喫しよう
里山の魅力を満喫しよう
■プログラム実施日
1回目 2013年1月30日(水) 染色講座
2回目 2013年2月20日(水) カトラリー講座
3回目 2013年3月13日(水) リース講座
*プログラムについて
このプログラムは、活動のフィールドである「河辺いきものの森」にある素材を使った「染色」「カトラリー」「リース」を作成する講座と森の散策を組み合わせて実施されました。
ここでは、講座の様子と森散策を分けて紹介します。
■当日はこんな感じでした
<森の素材を使った講座>
その1 染色講座 2013年1月30日(水)実施
まず、森へ染めに使う「竹」を切りに行きます。 | 葉を、色が出やすいように細かく切っていきます。 |
切った葉を袋に入れて煮だしていくと・・・だんだんきれいな色が!! |
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今日は絞り染めです。どんな模様にしようか・・・ゴムでしばっていきます。 |
そして先程煮出していた鍋へ!! きれいに染まりますように!! |
鍋から引き上げ、水洗いをします。 いい感じで染まってます。 |
きれいな絞りの模様ができました。 | 最後に軒下で乾かします。柔らかく暖かな色合いがステキです。 | 記念撮影。上々のできあがりなことが、満面の笑みから伝わってきます。 |
その2 カトラリー講座 2013年2月20日(水)実施
準備された道具を見て改めて実感。カトラリーづくりは木工です。 | できあがりをイメージして、型を作っていきます。どんな形にしようかな・・・。 | 木片を机に固定して、糸ノコでおおよその形に切り取っていきます。 |
小刀で形を作っていきます。カーブが難しいです!! | ヤスリで形を整えます。う~ん、すべすべで滑らかな形になってきた!! |
こんな感じです!!きれいなナイフ!!さあ、最後の仕上げだ。 |
そしてできあがり!!これが自分で作ったもの!?というくらい完成度が高いです。 |
作ったナイフで早速パンやワッフルにバターやジャムを塗って食べました。 間違いなく、いつもよりおいしいです。 |
記念撮影は、もちろん作ったナイフを手にしています。満足度100%超えの笑みが。 |
その3 リース講座 2013年3月13日(水)実施
この森にある素材+購入した素材が ところ狭しと並んでいます。 |
最初に、できあがりをイメージしながら 大まかに枠組みしていきます。 |
素材を配置していきます。メインとサブ といった強弱をつけるのもコツのうち。 |
周りもちょっと気になりますが、自分の 作品が一番!? |
できました。 やっぱり自分のが一番ステキ。 |
リースと一緒に記念撮影。並べて見る と、その人らしさが伝わってきますね。 |
<森の散策>
3回の講座は、3週間おきに開催されました。少しずつ様子が違います。
1月。後ろに見えるネイチャーセンター の前には、たき火が。 |
2月。うっすらと雪が残っていました。
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3月。緑が濃くなってきた様子、比べて みると、わかりますよね。 |
それでは、森の中をご紹介。
「河辺いきものの森」の意義や役割、植生や生き物の話など、スタッフからの丁寧な説明に、参加者一同、一言も聞き漏らすまいと熱心に耳を傾けていました。 少しずつ変化していく森。それぞれの時期ごとに新たな発見があり、移り変わりが実感できた3回の森散策でした。 |
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■プログラムを実施して
参加者:1回目/18名 2回目/15名 3回目/18名 計51名
アンケート回答数:1回目/16名 2回目/15名 3回目/15名 計46名
平均満足度:1回目/94.1% 2回目/101.4% 3回目/96.1%
*2回目のアンケートの中に「満足度120%」と書いてくださった方がいました!!
■参加者の感想
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毎日の暮らしの中でこんなに自然に触れることもなく、心の休まる思いがしました。すてきなスカーフが出来本当にうれしいです。(70代女) |
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森の中を時間をかけて広い範囲をもう少しゆっくり歩きたかったです。(40代女) |
・ | 森の案内で参加者の気付きをを引き出す方法が興味深かった。地元(八日市在住)として森を守ってゆきたいと思う。(女) |
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スタッフの1本1本の木を「この子たち」と言っておられる姿に木に対する愛情を感じました。(60代女) |
・ | 2時間集中して作業ができ、よかった。(男性) |
・ | 自然の森でカエルや新しい芽に春の訪れを感じた。(50代女) |
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材料が豊富で集められるご苦労に感謝します。手間がかかっているのがよくわかります。(60代女) |
■プログラムを実施して苦労した点
・ | 森の素材を使った講座なので、森散策後に染色や木工、リース作りなどをすると、より森との関係が実感できるのではと思ってはいたが、プログラムの構成上、難しかった。 |
・ | 作業できる場所が限られており、人数的な制約があった。 |
・ | プログラム実施日が平日となり、参加可能な対象者が限られるのではなかと心配だった。 |
■プログラムを実施してよかった点
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自分でものを作ったことと、森をつなげて考えられるプログラム内容で、「もっと森のことを知りたい」「身近にある環境を大切にしたい」などの感想がたくさんあった。 |
・ | 平日開催で心配していたが、「仕事の関係で土日は参加できないため、いつも残念な思いをしていた。今回は平日だったので3回とも参加でき、本当にうれしかった」という言葉があった。 |
・ | 少人数だったため、アットホームな雰囲気で楽しい時間となった。 |
■特に寄付が活きたな~と感じた点
・ | 作品づくりの材料を豊富に揃えることができ、参加者の満足度が高まった。 |
・ | 作品作りの合間のティータイムがとても好評だったが、その準備に寄付を使わせていただけた。 |
・ | フィールドを紹介する冊子を作成し参加者に配布した。それを見た参加者の方が、違う季節(春・夏・秋)にもぜひ訪れたいという思いを強くされたようだった。季節による森の変化に興味を持っていただけた。 |