SAVE JAPAN プロジェクト 2017-2018

くぬぎ山の歴史と身近な自然林を残している里山を広く市民に広報する

活動内容

第1期(2018.02頃)「里山の手入れ体験」と「落ち葉プール」の実施


里山は人の手によって保全されていることを知ってもらうため、落ち葉掃き等の雑木林の手入れ体験を行い、循環農法の一端を学ぶ。また、集めた落ち葉で落ち葉プールを作り、雑木林での遊びを体験する。募集人数は親子で35組まで。70人前後で、午前中のプログラムとする。

第2期(2018.04頃)「希少植物の観察会」と草矢遊び等の実施

新緑の中での希少植物観察会を実施すると同時に、雑木林の中で身近にある草木を使って楽しむ方法を体験する。間伐材ののこぎり引き。竹馬遊び。草矢遊びなどをネイチャーゲームを通じ自然の大切さを学ぶ。募集人数は親子で35組まで。70人前後で、午前中のプログラムとする。

くぬぎ山とは

かつては武蔵野のいたるところに雑木林があり、薪をとり、落ち葉を集め堆肥に使うための育成林でした。 

近年、家庭の燃料が石油やガスとなり、肥料も化学肥料に変わるなど、生活様式・農業方式の変化などに伴って、かつての農用林としての利用がされなくなりました。

昭和40年代以降は、急速な都市化の波にあらわれ雑木林が減少していく中で、「くぬぎ山」地域は、農家が多く、駅からも遠いため辛うじて残りました。1990年代から「くぬぎ山」とその周辺には産業廃棄物焼却施設が林立し、「産廃銀座」といわれて有名になりましたが、現在は、焼却はほとんどなくり、汚染されていた土壌も徐々に回復し鳥や虫も戻ってきました。

一言アピール

雑木林の中でネイチャーゲーム等を通じ里山の大切さを実感する

活動時期

1. 第1期(2018.02頃)午前中

通称「くぬぎ山」で「林の手入れ体験」と「落ち葉プール」の実施
・雑木林は、人の手によって保全されていることを知ってもらうため、林の手入れ体験を行う。
・落ち葉集めを行い循環農法の一端を学ぶ。集めた落ち葉で落ち葉プールを作り、雑木林での遊びを体験する。

2. 第2期(2018.04頃)午前中

通称「くぬぎ山」で、「希少植物の観察会」と草矢遊び等の実施。
新緑の中での観察会を実施する。雑木林の中で植物等を使って楽しむ方法を知る。竹馬遊び。間伐材ののこぎり引き。観察指導員は、北中ネイチャークラブが担当する。

対象となる希少生物種

埼玉県絶滅危惧種Ⅰ類(EN) オミナエシ、キンラン
埼玉県絶滅危惧種Ⅱ類(VU) レンゲツツジ、センブリセンブリセンブリ
埼玉県準絶滅危惧種(NT) クチシグサ、シュンラン、サイハイラン、クモキリソウ

実施団体プロフィール

エコネットくぬぎ山

埼玉県西部の里山(通称「くぬぎ山」周辺)を整備し、私達の生活環境を守ると共に、憩いの場を作る事。及び、農用林を用いた循環型有機農業の支援と実践、その啓蒙活動を行う事を主たる目的としています。

エコネットくぬぎ山

〒359-0006
埼玉県所沢市所沢新町2514-33
Tel. 04-2942-2528 / 090-5406-6100
E-mail: takatoya@sage.ocn.ne.jp
担当:森 斌

北中ネイチャークラブ

「所沢市北中の森」を活動地とする。平成12年に5000㎡の農地が篤志家により市に寄贈され、その維持・管理のために結成されたボランティア団体。月2回の手入れ作業を実施。植樹も行われ、雑木林が再生された。畑に近い林縁には低木のガマズミやニシキギ、その後ろにはサクラ、モミジを配置し、景色を楽しめるように計画。自然発生した植物も多く、確認される植物は200種を上回るまでになった。

北中ネイチャークラブ

〒359-1101
所沢市北中4-474 関口浩方
Tel. 04-2924-0739
E-mail: chigohaya25_65@titan.ocn.ne.jp
担当:村山優子

特定非営利活動法人 さいたまNPOセンター

1999年に設立し、埼玉県内を活動領域とした中間支援団体。環境関係では2009年〜2012年まで「みんなの川キレイ大作戦」を4つの川の流域で清掃をする団体のネットワークを形成して実施した。(2012年の参加は42団体)2012年度からSAVE JAPANプロジェクトに参加して県内5か所で実施。2015年4月からは「さいたま市桜環境センター環境啓発施設」を運営(業務受託)している。

特定非営利活動法人 さいたまNPOセンター

〒330-0056
埼玉県さいたま市浦和区東仲町12-12-102
Tel. 048-811-1666
Fax. 048-811-1888
E-mail: office@sa-npo.org
担当:新井 治