ツキノワグマと同じ時代を生きる幸せ2018
レポート
当日のスケジュール
当日は貸切バスを2台用意し、2コースで開催した。
Aコース
8:30 出雲西高等学校を出発
9:10 佐田町スサノオホール到着
講義「ツキノワグマと同じ時代を生きる幸せ」
10:10 佐田町スサノオホール出発
10:35 佐田町吉野林地到着
10:45 Aコース、Bコースで全体セレモニー、全体写真
11:05 作業の意義や内容、注意事項の解説
作業開始
11:40 作業終了
11:50 吉野林地を出発
12:40 出雲西高等学校到着
Bコース
8:30 出雲西高等学校を出発
9:20 佐田町吉野林地到着
9:30 作業の意義や内容、注意事項の解説
作業開始
10:45 Aコース、Bコースで全体セレモニー、全体写真
11:05 吉野林地を出発
11:30 佐田町スサノオホール到着
講義「ツキノワグマと同じ時代を生きる幸せ」
12:00 佐田町スサノオホール出発
12:40 出雲西高等学校到着
実施内容
当初は、出雲西高等学校生と市民が協働し里山整備を行う内容でイベントを企画し、募集を行った。しかし市民からの応募は無かった。そこで出雲西高等学校生を対象に開催した。
出雲市周辺の里山は、ツキノワグマが野生動物の頂点に君臨している。イベントの趣旨は、ツキノワグマに対して正しい知識を得て、人間との共存を探ることである。緩衝帯は、ツキノワグマが住宅地へ出没することを防ぐのに有効である。高校生達は、里山に見通しが良い緩衝帯を整備する竹林作業を体験した。そして講義と振り返りを通して、ツキノワグマの生態を学ぶことができた。
スサノオホールでツキノワグマについて話を聞き、理解を深めた。
作業に入る前に、注意事項を聞いてから作業に取り組んだ。
スタッフから手鋸の使い方について指導を受け、協力して竹を伐採した。
みんなで協力し、緩衝帯ができた。
全体セレモニー後に、全体写真を撮影。
このイベントで得られたこと
1)講義を通して、高校生たちがツキノワグマに対して抱いていた疑問を解説できた。
2)高校生たちは、自然の中で行う作業の楽しさを経験できた。それが、今後の自然活動への参加意欲に繋がった。
3)高校生たちは、ツキノワグマに遭遇しない方法や出会った時の対処方法を学ぶことができた。
4)ツキノワグマが、人間との境界を認識することが大切である。イベントを通して、緩衝帯の大切さを知ってもらうことができた。
参加者の声
- 普段考えたりしない事、知らない事に触れる事で、自分の意識が変わるきっかけになりました。大切なことを教えて頂きました。
- 竹を切り森の整備など普段体験できない事ができて楽しかったです。
- 体験などができクマ(ツキノワグマ)についての知識が増えました。面白かった。
- 知らない事を知ることができました。実践してやることはとても良いことだと思った。
- 動物(ツキノワグマ)と人間の共存について深く考える事ができた。
イベント実施結果
- 参加者数
- 72
- アンケート回答数
- 72
- 参加者満足度
- 78%
- 実施してよかった点
- 1)高校生たちは、次世代を担う存在である。しかし、里山や環境問題に対して、あまり関心が無いように見受けられた。イベントでは講義と里山整備の作業を通して、自然の大切さを実感し考えるきっかけとなった。
2)普段体験できない作業をすることで、里山を身近に感じてもらえた。
3)高校生たちは、ツキノワグマの正しい知識を得ることができた。自然界におけるツキノワグマの重要性に気付き、ツキノワグマとの共存を考えていく必要性を知ってもらえた。 - 実施して苦労した点
- イベントはバスに乗っている時間が長かった。そこで時間配分に注意をして、できるだけ講義と体験の時間が取れるように努めた。
- 特に寄付が活きたと感じた点
- 2台の貸切バスを利用することができ、多くの高校生たちを里山に連れて行くことができた。そして高校生に対して、普段の暮らしでは経験できない自然体験が提供できた。
メディア掲載
- 主催・共催
- 主催:特定非営利活動法人もりふれ倶楽部
共催:公益社団法人日本環境教育フォーラム - 協力・後援等
- 協力:認定特定非営利活動法人日本NPOセンター
- 協賛
- 損害保険ジャパン日本興亜株式会社