SAVE JAPAN プロジェクト 2018-2019

生き物と人の生活を調和し共生できる環境を考えて行動できる人を増やしていきます。

活動内容

SAVE JAPAN プロジェクトの活動では水生生物の観察を通して、生き物の種類や生息数や色などを、その川の水の美しさの指標として見てきました。結果、改めて自然環境の美しさや豊かさに気づき、また生き物の生き抜く強さなども、見て触れることもでき多くの参加者に理解していただくことが出来ました。

しかし、河川の構造から生き物の移動エリアが分断され、本来の生息エリアではないことがあります。全国各地の河川は治水目的の河川改修工事が多く行われています。屈曲した川をなめらかにしたり、洪水流の流れを良くするためのショートカットや川水を他に引いたり、貯水・砂防などの目的で河川を横断して作られる堰堤などがあります。特に堰堤の落差は生き物たちにとっては大きな障害となっています。

参加者、スタッフ、そして地域の皆さんと一緒にその川にどのような生き物がいるのかを調査します。現在の状況を観察するところからスタートし、生き物がそこに留まっている理由を考え、本来の生息エリアとはどうだったかなど専門家に聞きながらみんなで理解を進めていきます。

今年度は「いきものがすみやすい環境」とは何か、自分たちで「いきものがすみやすい環境」を整えていく活動を行います。

一言アピール

河川には大小様々な河川構造物があり、私たちの生活を守るためにその機能を果たしています。しかし、生き物たちには大きな壁であり生活を分断する物になっています。 見落としがちですが、私たちの生活のためのに、生き物が犠牲となっている環境を知り、学んでいきましょう。

活動時期

6月、7月、9月

対象となる希少生物種

イワナ、スナヤツメ、アカザ、ゴリ(カマキリ)、カジカ、サクラマス

実施団体プロフィール

一般社団法人 環境文化研究所

当法人は、自然環境、民俗文化、伝統技術などを後世に繋ぎ、持続可能な社会を実現するため、専門性と豊かな個性を有する研究員が蓄積している多様な経験や知識を活かし、企業・行政および専門家等による連携活動に参画し、地域発展を支援する活動とともに、地域の暮らしや体験を通じて、自然の恵みを巧みに活用する技術と知恵を身に着けた人材を育成し、持続可能な社会の実現を目指す価値観の醸成を図ること、および、地域の自然資源や人文資源などの地域資源を活かした産業を育成し、雇用を創出することで環境保全および地域振興に寄与することを目的とします。

一般社団法人 環境文化研究所

〒915-0082
福井県越前市国高二丁目324番地7
Tel. 0778-25-6051
E-mail: ECRI@geology.co.jp
担当:田中 謙次

特定非営利活動法人 さばえNPOサポート

1985年に鯖江で開催された「世界体操選手権」から、鯖江の市民活動は活発になりました。その活動拠点となった「市民活動交流センター」で“お手伝い役”として生まれたのが、さばえNPOサポートです。色々な視点・立場の人や団体を“つなげる”こと、市民主体の『まちづくり』を行うことで、より良い地域を創り出そうと、影になり日向になって様々な活動を展開しています。

特定非営利活動法人 さばえNPOサポート

〒916-0024
福井県鯖江市長泉寺町1丁目9-20
Tel. 0778-54-7055
E-mail: info@sabae-npo.org
担当:嶋野尚美