SAVE JAPAN プロジェクト 2018-2019

ビオトープでのイベントを通じ、地域・自然に愛着を持つ人を育てます。

活動内容

青森市は比較的自然が残るものの、圃場整備等により地域の固有種である『キタノメダカ』の生息数が減少しています。また、子どもたちが地域の在来の昆虫や植物等に触れる機会の減少に伴い、地域の自然を活用した保育・幼児教育を実践できる保育者も減少しています。これらの課題を解消するため、本学園ではビオトープを整備し、短期大学および附属幼稚園での教育・保育に活用しています。このビオトープを主な会場として、次の3つのイベントを実施します。

「子どもおよびその保護者を対象とした公開講座」では、青森中央短期大学幼児保育学科の学生と協力し、学生が作成したビオトープ教材の読み聞かせと、ビオトープでの自然観察や見立て遊びを行います。

「セミの羽化鑑賞会」では、ビオトープ内に生息するアブラゼミが土から出てきて羽化するまでの神秘的な様子を観察します。

「自然を活用した教育・保育の普及のための講演会」では、地域の現役保育士・幼稚園教諭、並びに保育士・幼稚園教諭を目指す学生を対象として著名な有識者による講演会を実施し、自然を活用した教育・保育の地域定着を図ります。

この3つの活動では、参加者に①地域の自然に触れ合う機会の提供と地域への愛着の醸成、②『キタノメダカ』等の在来種・希少生物の保護・環境保全の啓蒙、③日常生活における地域の自然に触れ合う機会の提供、④幼児教育・保育を学ぶ学生、地域の現役保育者に対し、地域の自然を活用した保育技術を学ぶ場の提供、の4点の効果を期待しています。

プロジェクトを通じて貢献する愛知目標

目標① 目標⑫

一言アピール

本団体は、キタノメダカなど絶滅危惧種の繁殖地を保全するとともに、地域の生態系と積極的に関わり、護ろうとする次世代を育成することを目的に活動を行っています。今年度は、幼児とその保護者、保育・幼児教育に関わる学生および地域の保育者・幼稚園教諭を主な対象として、地域の自然を活用した保育がより一層浸透するよう活動を展開していきます。

活動時期

活動:通年
子どもおよびその保護者を対象とした公開講座:6月
セミの羽化鑑賞会:7月下旬
自然を活用した教育・保育の普及のための講演会:11月

対象となる希少生物種

キタノメダカ、ミツガシワ、ヌカエビ、ドジョウ他

実施団体プロフィール

学校法人 青森田中学園 ビオトーププロジェクト

本団体は、①地域の自然環境を積極的に活用した幼児教育・保育の実施、②地域の自然環境への深い理解に基づいた指導力のある保育者の育成、③青森市周辺の在来種であるキタノメダカをはじめとする動植物の保護、の3点を目的に活動しています。青森市周辺の昔からの自然環境が徐々に失われていく中、キタノメダカなど絶滅危惧種の繁殖地を保全するとともに、地域の生態系と積極的に関わり、護ろうとする次世代を育成することは青森市の地域課題です。学園内に整備したビオトープを活用し、教育機関における教育・研究・社会貢献活動の一環で前述の目的のもと、学園全体でこの地域課題に取り組んでいます。

学校法人 青森田中学園 ビオトーププロジェクト

〒030-0132
青森県青森市大字横内字神田12番1
017-728-0121
石田 光

認定特定非営利活動法人 あおもりNPOサポートセンター

「NPOのためのNPO」として、市民に向けた啓発活動、NPOの設立・運営支援とネットワークづくり、調査研究や政策提言を行っています。同時に文化芸術と社会をつなぐ活動、廃校活用事業、社会教育活動、人材育成活動などを行うことで、社会課題の解決に取り組み、自立性のある市民社会の実現に寄与することを目的としています。

認定特定非営利活動法人 あおもりNPOサポートセンター

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担当:斉藤雅美