ビオトープでのイベントを通じ、地域・自然に愛着を持つ人を育てます。
活動内容
青森市は比較的自然が残るものの、圃場整備等により地域の固有種である『キタノメダカ』の生息数が減少しています。また、子どもたちが地域の在来の昆虫や植物等に触れる機会の減少に伴い、地域の自然を活用した保育・幼児教育を実践できる保育者も減少しています。これらの課題を解消するため、本学園ではビオトープを整備し、短期大学および附属幼稚園での教育・保育に活用しています。このビオトープを主な会場として、次の3つのイベントを実施します。
「子どもおよびその保護者を対象とした公開講座」では、青森中央短期大学幼児保育学科の学生と協力し、学生が作成したビオトープ教材の読み聞かせと、ビオトープでの自然観察や見立て遊びを行います。
「セミの羽化鑑賞会」では、ビオトープ内に生息するアブラゼミが土から出てきて羽化するまでの神秘的な様子を観察します。
「自然を活用した教育・保育の普及のための講演会」では、地域の現役保育士・幼稚園教諭、並びに保育士・幼稚園教諭を目指す学生を対象として著名な有識者による講演会を実施し、自然を活用した教育・保育の地域定着を図ります。
この3つの活動では、参加者に①地域の自然に触れ合う機会の提供と地域への愛着の醸成、②『キタノメダカ』等の在来種・希少生物の保護・環境保全の啓蒙、③日常生活における地域の自然に触れ合う機会の提供、④幼児教育・保育を学ぶ学生、地域の現役保育者に対し、地域の自然を活用した保育技術を学ぶ場の提供、の4点の効果を期待しています。
プロジェクトを通じて貢献する愛知目標
目標① 目標⑫一言アピール
活動時期
活動:通年
子どもおよびその保護者を対象とした公開講座:6月
セミの羽化鑑賞会:7月下旬
自然を活用した教育・保育の普及のための講演会:11月
対象となる希少生物種
実施団体プロフィール
学校法人 青森田中学園 ビオトーププロジェクト
認定特定非営利活動法人 あおもりNPOサポートセンター
〒030-0965
青森県青森市松森3-3-18 らいず内
Tel. 017-752-0410
担当:斉藤雅美