Sense of wonder〜ビオトープオープンエデュケーションサイト〜
レポート
当日のスケジュール
プログラム:
①青森中央短期大学・附属幼稚園ビオトープの紹介
②セミの羽化動画
本学のビオトープでセミが羽化する様子を収録したタイムラプス動画です。
③ビオトープ幼児教材
青森中央短期大学学生が中心となり作成した、幼児への読み聞かせ用絵本のデータを提供します。本学のビオトープに住まう生物をキャラクター化した物語です。
④Web 公開講座 「 自然を活用した効果的な保育のあり方」
【講演】自然環境を取り入れた保育実践と教員の関わり
白鳳短期大学 総合人間学科 こども教育専攻 教授
富田林市立錦郡幼稚園 前園長 川野圭子先生
【パネルディスカッション】ビオトープを通じた幼児教育のポイント
こちらのURLからどなたでもご覧いただけます。
ビオトープオープンエデュケーションサイト
→https://www.chutan.ac.jp/sense_of_wonder/
実施内容
ホームページの冒頭では、親しみやすいイラストと写真を用いて青森中央短期大学・附属幼稚園ビオトープを紹介しています。
ページの中ほどでは、ビオトープで観察されたセミの羽化のタイムラプス動画を2種類配信しています。
講演:「自然環境を取り入れた保育実践と教員の関わり〜幼児期でのワクワク・ドキドキと園児の成長〜」では、写真を多く用いて、ビオトープで遊ぶ園児の反応を踏まえた幼児教育・保育の実践について、わかりやすくご説明いただきました。
パネルディスカッション:「ビオトープ活動を通じた幼児教育のポイント」では、講師の先生と、管理面、幼稚園での教育、短大の教育と、それぞれ異なる立場で活発な意見交換が行われました。
このイベントで得られたこと
・大幅な計画変更となってしまったが、Web公開講座やオープンエデュケーションサイトの開設という新しい試みを実践する機会となった。これまで、自然と触れ合うイベントを中心に企画・運営してきたが、ICTを活用した新たな形での自然環境イベントの可能性を感じた。
・収録したWeb公開講座を青森中央短期大学の授業として活用いただき、当初予定していた保育を学ぶ学生へ届けることができた。
参加者の声
- 多くの写真を用いていたことでとても分かりやすかった。また、ビオトープを通した保育の場での活かし方や自然を取り入れた活動の仕方の参考になった。(学生)
- 講演を聞いて、自然を通して子どもたちが試行錯誤して自然について学ぶ姿を見れてよかった。(学生)
- 教科書以外の事例を知ることが出来たので、とても興味を持って聞くことが出来た。保育士が失敗すると分かっていても、1回やってみるという事の大切さを知ることが出来た。(学生)
- 子どもの感性は私の思う以上にとても豊かでそれを保育者としてどう引き出していけばよいのかなども講演でお話を聞き、とても勉強になりました。(学生)
- ビオトープの観察だけするのではなくそこからどう発展して行くのかがわかった。(学生)
イベント実施結果
- 参加者数
- 約120名(大人約120名、子ども0名)※途中参加含む
- アンケート回答数
- 50通
- 参加者満足度
- 92%
- 実施してよかった点
これまで、地域の親子を対象とした対面式のイベントを多く企画・運営していたが、今回幼児教育・保育を学ぶ学生や地域の幼児教育・保育の実践者を対象とする講座を実施することができ、保育者・教育者それぞれが本講座で得た気づきを、地域の幼児に教育・保育として還元する、という環境教育のサイクルを意識した事業にできた。
- 実施して苦労した点
・Webページの開設や動画の収録・編集など初めての試みが多く、事業の進捗管理が適切にできなかった。
・Webページにアンケートを設置し、動画でもアナウンスしたのだが、動画視聴者からのアンケートの回答が十分に得られなかった。結果として動画視聴者数とアンケート回答者数に大きな差が生じてしまった。
- 特に寄付が活きたと感じた点
Webページの開設や講義動画の収録・編集など、プロジェクトメンバーにはないスキル・ノウハウについて、外部の方の力を借りることができた。
- 主催・共催
- 青森中央短期大学・附属幼稚園 ビオトーププロジェクト
- 認定特定非営利活動法人 あおもりNPOサポートセンター
- 協力・後援等
- 認定特定非営利活動法人日本NPOセンター
- 協賛
- 損害保険ジャパン株式会社