みょうがの植え付けと蝶が舞う里山づくり(食草植え付け)
レポート
JR小松駅から20分程のところが今回の開催場所、小松市上麦口町があります。
今回は「みょうがの植え付けと蝶が舞う里山づくり(食草植え付け)」と題して、地域の里山に蝶が舞う里山をめざして3か所に蝶の食草を植え付け、さらに茗荷の植え付けを行い、地域の方が里山に入るきっかけづくりを行い、生態系を守る取り組みをスタートさせました
当日のスケジュール
08:30 集合(上麦口公民館)
08:40 挨拶・現場へ移動
09:00 現場到着、作業の説明
食草植え付け(ウマノスズクサ⇒カンアオイ⇒フジバカマ)
茗荷植え付け(みょうが、畑全体の植え付け・マイ茗荷植え付け)
11:30 作業終了、集合場所へ戻る
12:00 アンケート、昼食弁当
13:00 終了
実施内容
この日は26名の皆さんにご参加いただきました。
食草は上麦口町の里山に3か所植え付けを行います。
(3か所目は食草フジバカマの隣に茗荷を植えます)
またこの日は1日雨となり、雨の中での作業となりました。
1枚目の写真は里山のふもと通路脇の一角に「ウマノスズクサ」を植えているところです。
2か所目は「カンアオイ」の植えつけ、坂の傾斜がある場所での作業となるため、
子どもさんは参加せず、大人での作業としました。
3か所目はフジバカマ 畝をつくって、その中に植えこみました。
食草フジバカマの隣に茗荷の植え付け場所を作り、そこに茗荷を植え付けました、
また自分で植えた場所に名前を書き、「マイ茗荷」として今後の成長を見守っていただくことにいたしました。
このイベントで得られたこと
・以前は身近に居た蝶が里山に戻ってもらうための取り組みを知り学ぶことができた。
・参加者に里山に足を踏み入れてもらい、自然が身近な存在であることを思い出してもらえた。
・これまで上麦口町を通過していた小松市民の方、市外の方に存在を知ってもらうことができた。
参加者の声
- 石川県で小松市のみに生息するうまのスズ草にジャコウアゲハが来ることを初めて知ることができてよかったです。子どももチョウが好きなので今度会いに来たいと思います(40代)
- 沢山の準備を行っていただき、ありがとうございました。蝶が飛来することを楽しみにしています(40代)
- みょうがの苗を初めて見ました。アサギマダラは遠くまで飛んで行き、また戻ってくることに驚きました(30代)
- 小松市にしか生息しない希少蝶がいる事も知り勉強にもなりました(50代)
- きれいなチョウをこんどみたいです(小1)
イベント実施結果
- 参加者数
- 26
- アンケート回答数
- 23
- 実施してよかった点
・小松市の中山間地に位置する上麦口町は、石川県内ですでにターゲットとなる蝶が目撃されている、白山市と小松市(SDGs倶楽部さん管理地)の中間に位置し、偶然ではあるが、蝶の飛来の可能性があると言っていただきました。可能性を信じて事業を進めていきたいと考えています。
・これまで接点のなかった2団体(茗荷の里ままくち・(一財)こまつ里山SDGs倶楽部)をマッチングさせ、新しいつながりを持つことができた点です。
- 実施して苦労した点
・茗荷の里ままくちと(特)こまつNPOセンターと、さらに蝶のことにアドバイスをいただいた(一財)こまつ里山SDGs倶楽部さん、3団体での連携をとる形となりましたので、最初はコミュニケーションがとりにくい部分もありましたが、イベント前に勉強会を開き、顔を合わせたことによって、意思疎通がスムーズに図れるようになり、イベントの実現へ一気にすすみました
- 特に寄付が活きたと感じた点
・SNSによる有料広告を新たな試みとして活用でき、これまで上麦口町を知らなかった方にもこの取り組みを通じ情報を届けることができ、参加してもらえた。
・費用負担の大きい草刈機を予算化出来、事業を計画的かつ、今まで以上の規模で事業推進できることに大きな意義を感じています。その結果として得られる事業成果もより大きく、推進力を伴ったものになると感じています。
メディア掲載
2023.3.27 北國新聞「ミョウガを栽培、チョウ舞う里山」
2023.3.28 北陸中日新聞「ミョウガのまち、里山につくろう」
- 主催・共催
・主催:茗荷の里ままくち
・共催:NPO法人こまつNPOセンター- 協力・後援等
・協力:小松市上麦口町
・協力:(一財)こまつ里山SDGs倶楽部
・協力:認定NPO法人日本NPOセンター- 協賛
- 損害保険ジャパン株式会社