遠山自然公園は高知県内に3か所しかない湿原のひとつであり、ミズトンボやモウセンゴケなど、多種多様な湿原性植物や草原性植物が自生しているとても珍しい場所です。高知県では遠山でしか確認されていない高知県の絶滅危惧ⅠA類に指定されているハシナガヤマサギソウやヤナギアザミなど、絶滅危惧種21種を含む473種の植物が自生しています。それらの植物やその周辺環境を守る大切さをより多くの人に知ってもらい、参加者がどのような関わりができるのかを考える場を提供するとともに、「30by30：自然共生サイト」への関心を高めていきたいと考えています。

１．「希少種を見つけよう！遠山自然公園観察会」の実施（2回）
高知県の絶滅危惧ⅠA類に指定されている植物が数多く自生している遠山自然公園の観察会を通して、希少種の保護のために私たちにできることを考えていきます。

２．情報発信
高知県独自のWEBサイト「SAVE JAPANプロジェクトinこうち」にて、観察会の実施報告や高知県内の環境イベントなどの情報提供を行い、イベントに参加されていない方にも情報を届けます。
前年度に作成した、遠山を守る会（遠山自然公園）のパンフレットを利用し、より多くの方に遠山自然公園の魅力を伝えていきます。

３．環境イベントへの参加
2024年12月14日開催「こうちNPOフェス2024」や2025年春開催予定「こうち環境博」（主催：NPO法人環境の杜こうち）等にて、30by30：自然共生サイトやSAVE JAPANプロジェクトの紹介、遠山自然公園観察会の実施報告などを行います。