SAVE JAPAN プロジェクト 2025-2026

レポート

林紀男先生と行く、八郎潟モグリウム&ミジンコ観察会

2025年11月29日(土)実施
  • 昆虫・その他
  • 藻類

レポート

2025年11月29日(土)、「林紀男先生と行く、八郎潟モグリウム&ミジンコ観察会」を実施しました!

午前は、NPO法人はちろうプロジェクトが八郎潟干拓前の水草を再生し育てている水槽「八郎潟モグリウム」のうち6か所を、そのやり方を教えていただいた千葉県立中央博物館・林紀男先生と一緒に観察しながら採水して回りました。

午後は、地元・五城目小学校の校舎をお借りして、林先生の講義を受けてから顕微鏡観察を行い、6か所のモグリウムについて見つかったプランクトンで比較を行いました。

参加人数こそ少なかったですが、6種類のミジンコをはじめとしたさまざまなプランクトンを観察でき、親子そろって楽しみながら小さな生きものたちの世界をのぞき見ることができました。

当日のスケジュール

9:00 五城目小学校集合

9:30 五城目小学校出発

モグリウム観察・プランクトン採取 ※バス移動

9:40 馬場目ベース(五城目町)

10:20 八郎潟小中学校(八郎潟町)

10:45 旧うたせ館(八郎潟町)

11:20 飯田川小学校(潟上市)

11:45 井川義務教育学校(井川町)

13:00 講義「八郎潟モグリウムのお話」

講師:千葉県立中央博物館 学芸委員  林 紀男 先生

14:00 顕微鏡観察

16:00 閉会

実施内容

モグリウム (2).jpg

午前は五城目小学校、馬場目ベース(五城目町)、八郎潟小中学校、旧うたせ館(八郎潟町)飯田川小学校(潟上市)、井川義務教育学校(井川町)に設置している「八郎潟モグリウム」を巡回し各施設ごとのミジンコを採取しました。

階段教室.JPG

午後からは五城目小学校に戻り階段教室において千葉県立中央博物館 学芸員 林 紀男 先生による講義「八郎潟モグリウムのお話」を聞きました。

IMG_6609.JPG

その後は理科室に移動し各学校・施設で採取したミジンコや水草を顕微鏡で観察し、いろいろな形のミジンコや水草を見て小学生はじめ保護者、一般の参加者も目を輝かせていました。

このイベントで得られたこと

参加者の皆さんに「八郎潟モグリウム」を知っていただけた。

「八郎潟モグリウム」の水草があればミジンコがたくさん集まり、水がきれいになることを理解していただけた。

「はちプロ学生部」に参加している大学生にスタッフとして協力してもらうことで、イベントがスムーズに運べた。

参加者の声

  • 子どもたちにもわかりやすく大人自身も楽しめる企画でした。今後もイベントがあれば参加したいです。
  • プロジェクト自体とても意義のあることだと思った。子どもが関心をもてたみたいでよかった。
  • 講師(林先生)のおはなしがたのしかった。わかりやすかった。
  • カイミジンコがたくさんみえた。はじめてけんびきょうを使って楽しかった。
  • スタッフの大学生がやさしかった。

イベント実施結果

参加者数
一般参加 9名(大人5名、こども4名)
スタッフ 7名
講師1名
アンケート回答数
大人 5回答
こども 4回答
計   9回答
参加者満足度
100%
実施してよかった点

小さなプランクトンの世界は、大人も子どもも若者も楽しめるとわかった。

「モグリウム6か所を採水し、同時に顕微鏡観察をして比べる」という試みを初めて行い、貴重な観察記録を取れた。

実施して苦労した点

参加者集め:告知期間が短かったこと、そして昨今のクマ出没による野外活動への警戒感もあって非常に苦労した。

会場探し:当初想定していた会場を使えなかった。しかし、それが五城目小学校を借りることにつながり、より効率的なスケジュールを組むことができた。

特に寄付が活きたと感じた点

・大型バスを貸し切り参加者、スタッフがゆったりして移動できた。

・千葉県から八郎潟モグリウムやミジンコに造詣の深い講師を招き講義を受けたり顕微鏡観察をすることができた。

主催・共催

【主催】特定非営利活動法人あきたパートナーシップ

【共催】特定非営利活動法人はちろうプロジェクト

協力・後援等

【協力】認定特定非営利活動法人日本NPOセンター

【後援】五城目町教育委員会

協賛
損害保険ジャパン株式会社