南相馬の身近な丘陵に希少生物の宝庫が!御本陣山に探検に行こう!!(ミミカキグサ編)
2015年08月02日(日)実施
レポート
御本陣山は戦前には地域の水源保全林や薪炭林などの役割を担う里山として共同管理され、戦中戦後には森林はほぼ伐採し尽くされ、現在の自然の姿はその以降のほぼ50年の年月によって作られ、戦後は里山としての役割を終え、市街地に接する緑空間としての価値が見出され、公園予定地として確保されたとされている。なぜ食虫植物がこの環境に生き延びて来たのかをみんなで探る一日となりました。
当日のスケジュール
■スケジュール
09:45 集合・・・・・・・・・(参加者確認・グループ分け)
10:00 開会・・・・・・・・・(各自紹介)
10:20 目的地出発・・・(現地まで徒歩で移動)
10:35 現地観察開始・(現地の草丈などの調査等)
11:45 観察終了・・・・・(集合場所へ移動)
12:00 昼食・・・・・・・・・(楽しいお弁当タイム)
13:00 発表会・・・・・・・(グループ毎に発表)
14:00 まとめ・・・・・・・・(閉会)
実施内容
本日のイベントの説明と全体のスケジュールの確認
さあ・探検開始!いろんな生き物や植物が生息しています。
どんぐり、毒キノコ、いろんな発見がありました。
さあ・探検開始!いろんな生き物や植物が生息しています。
どんぐり、毒キノコ、いろんな発見がありました。
さあ、森の学校のはじまりです。フリップを使い森の役割、生き物や植物と人との共生などをわかりやすくお話ししています。
この森は戦前には地域の水源保全林や薪炭林などの役割を担う森として共同管理され戦中戦後には森林はほぼ伐採し尽されてその後50年以上の月日をかけ現在のすがたになった事を子供達にわかりやすく説明しています、いかに壊れた自然を元に戻すことが大変なこと、なぜこの地で希少生植物が生息しているかを親子で真剣に聞き入れています。
みんなではいポーズ!
▲第2回チラシ(ミミカキクサ編)
このイベントで得られたこと
人と自然との関わりを見直しふるさとの自然や里山がいかに大切な意味をもっているかをあらためて考え、50年以上かけて育ててきた森を次の子供たちへ受け継いでいく活動が必要なことを理解できたイベントとなった。
参加者の声
- ふるさとの自然の成り立ちや生態系の大切さがよくわかった。(40代/男性)
- 普段山歩きしている森にミミカキクサが生息していることにびっくりしたが良く理解できたことと環境保護の大切さを学べた。(70代/男性)
- 自分達の住む町の森に貴重な自然が存在している事とそれを守る重要性を理解した。(40代/男性)
- 川の誕生と動物が見れたのがたのしかった(小学4年生)
- 自然のさんぽといろんな花や虫がみれたこと(小学1年生)
イベント実施結果
- 参加者数
- 25名
- アンケート回答数
- 21名
- 参加者満足度
- 92%
- 実施してよかった点
- ふるさとの森が人の手で50年以上かけて創られてきたことを初めて聞く人が多く森のできた歩み、人と自然との共生がいかに重要なことなのか参加者が理解され自然環境を守る活動のきっかけづくりが出来た点。
- 実施して苦労した点
- 当日は真夏日で大変な暑さとなり参加者の体調に気を配りながら休憩と水分補給や緊急用の車両を伴走させながらイベントを実施した。
- 特に寄付が活きたと感じた点
- ふるさとの森に生息する動植物が暮らしやすい環境保全活動が出来た事。