見て!聞いて!! 空飛ぶコウモリに会いに行こう!
レポート
夕方から夜にかけて、県民の森にてコウモリの観察会を行いました。初めに、受付で参加者にコウモリクッキーを配布し、暗くなるまで専門家の方からコウモリの生態や捕獲方法についてお話がありました。
日が落ちてからは2班に分かれて中央広場や、大沼の周辺で野生のコウモリを探しに行きました。この日は残念ながら野生のコウモリを見つけることはできませんでしたが、最後に事前に捕獲していたコウモリを観察しました。
参加者の皆さんはコウモリが希少生物になっている理由を知ってもらうだけでなく、間近でコウモリを見る、触ることができた貴重な機会となりました。
当日のスケジュール
15:00 参加者(バス使用)受付
16:10 県民の森 森林学習展示館前にて 開会式(協賛団体、協働団体、スタッフ紹介)
16:20 集合写真撮影
16:30 講師のお話(コウモリの生態について)、コウモリのエサ取りゲーム
18:00 フィールドワーク(コウモリ探し)
19:30 アンケート記入
20:30 霞城セントラル前 解散
実施内容
受付で配布したコウモリクッキーです。
環境教育工房LINX(リンクス)の上山さんから、コウモリについて説明いただきました。
「コウモリは世界に何種類?」、「コウモリは哺乳類、鳥類?」などのクイズをしながら、楽しく学びました。
コウモリのエサ取りゲームの様子です。コウモリ役と虫役に分かれて、コウモリが目隠し
をして声だけを頼りに虫を捕まえる、という遊びです。
なかなか捕まえられない虫(役)もいて、コウモリが苦戦するときもありました。
バットディテクター(超音波を受信する機器)の使用方法を説明しているところです。
実際には、コウモリが発する超音波(◯キロヘルツ)に合わせて数値を設定し、反応する音を頼りに県民の森周辺を歩きました。
見るだけでなく、触ってみよう!ということで、捕まえていたコウモリ(の背中)を
ひとりひとり触りました。
「意外と体毛が長い」、「ふわふわしてる」、という感想があり、保護者の方々も夢中になっていました。
このイベントで得られたこと
保護者の方からは、コウモリが希少生物となった背景を知り、身近だと思っていたコウモリが少なくなっていることに気がついた、という感想をいただきました。子どもたちは実際にコウモリを探す、見るという体験を行い、希少生物となっているコウモリに興味を持つきっかけとなりました。
参加者の声
- スタッフの方の知識が豊富で、話がおもしろかった。(30代女性)
- コウモリについて知ることができた。あまりに見つからないことに驚きました。 身近な動物について数十年でこんなに変化していることに気付かされました。(40代女性)
- いつもよく見ているコウモリですが、知らなかったことを色々教えて頂きました。 コウモリを見てかわいさに感動でした。(60代女性)
- バットディテクターを使ってコウモリを見つけることが楽しかった(小学3年生)
- みんなで暗い山道を協力しながら楽しく活動できたこと、コウモリを目の前で見れたこと。(小学4年生)
イベント実施結果
- 参加者数
- 28名
- アンケート回答数
- 27名
- 参加者満足度
- 85%
- 実施してよかった点
コウモリに詳しい専門家(環境教育工房LINX、上山氏)をお呼びし、参加者全員がコウモリについて理解を深めることができた。
初参加の方が約半数で、お互いに交流が生まれていた。子ども達もゲームを通して仲良くなり、講師の質問に積極的に答える子や、自分から質問する子が多数いた。- 実施して苦労した点
日が落ちるまでフィールドワークができなかったので、専門家のお話など時間の調整が必要だった。また、前日まで雨ということもあり、荒天による延期も考えなければならなかった。
参加者が持ってきた軽食を食べる時間やアンケート記入の時間を十分に取ることができなかった。- 特に寄付が活きたと感じた点
専門家の方をお招きすることができた。
移動の際に大型バスをチャーターすることができた。
参加者全員に、コウモリクッキーを配布することができた。