やまがた絶滅危惧種博 ~知ることから始めよう~
2015年11月07日(土)実施
レポート
紅葉の木々が広がる県民の森にて、希少生物の展示会、自然の素材を使ったクラフト体験、専門家を招いての観察会を行いました。
展示会とクラフト体験コーナーは、イベント当日に偶然見かけたという方も参加し、大人も子どもも珍しい標本や自然の素材を使ったものづくりを楽しんでいました。
観察会は沼の周辺を歩きましたが、普段行くことのない場所を見て新しい発見もありました。また、観察の対象となる生き物(鳥、哺乳類、植物)を取り巻く生態系についても、講師の方から説明していただきました。
展示会とクラフト体験コーナーは、イベント当日に偶然見かけたという方も参加し、大人も子どもも珍しい標本や自然の素材を使ったものづくりを楽しんでいました。
観察会は沼の周辺を歩きましたが、普段行くことのない場所を見て新しい発見もありました。また、観察の対象となる生き物(鳥、哺乳類、植物)を取り巻く生態系についても、講師の方から説明していただきました。
当日のスケジュール
10:00 展示室開場
10:30 クラフト体験開始
野鳥観察会(~12:00)
12:15 哺乳類観察会(~13:45)
14:00 植物観察会(~15:30)
15:30 展示室、クラフト体験、観察会終了
※観察会は開始時に集合写真撮影、終了時にアンケート記入を実施
10:30 クラフト体験開始
野鳥観察会(~12:00)
12:15 哺乳類観察会(~13:45)
14:00 植物観察会(~15:30)
15:30 展示室、クラフト体験、観察会終了
※観察会は開始時に集合写真撮影、終了時にアンケート記入を実施
実施内容
集合写真(野鳥観察会)
集合写真(植物観察会)
展示コーナーでは、鳥類、哺乳類、魚類、植物、昆虫の貴重な標本が並び、学生ボランティアの説明もありました。
標本の中には、生態標本や実際に触れるものもあり、ひとつひとつじっくり見ている方もいました。
ブローチ作成と木製プレート作成ができるクラフト体験コーナーは家族で参加する方が多く、素材選びから配置など、相談しながら楽しく取り組んでいました。
午前中に行った野鳥観察会は天気も良く、近くにある沼のまわりでは多くのカモやオシドリを見ることができました。
また、鳥の鳴き声が聞こえると、参加した方も講師と一緒に木々を見上げて、野鳥を探している姿が印象的でした。
哺乳類観察会は、野鳥観察会とは異なる沼地へ行きました。足場が悪い場所もありましたが、その中で動物の足跡や食痕を探しました。
この時期しか行けない、沼地を見てみると湿地帯だけに生息している植物を見ることができ、講師の方からは繁殖の方法や花が咲く時期について、お話しいただきました。
このイベントで得られたこと
各分野の絶滅危惧種の写真や標本(生態標本)を展示することで、身近な生き物が減っていること、絶滅危惧種の保護活動について知ってもらう機会になりました。3回に分けて行った観察会は専門家からお話いただき、今まで気付かなかった希少生物(植物)について知ることができた、という感想を多くいただきました。
参加者の声
- ・小さな虫の美しい標本、フクロウの風切羽、ジネズミなど見たことのないステキなものばかりでテンションがあがりました。(30代/女性)
- ・先生の話がおもしろかった、わかりやすかった。(50代/女性)
- ・湖底の植物がこんなに沢山あるとは分からなかった(70代/女性)
- ・巣のつくりや、さがしたりした食こんを見つけることができたこと(小学4年生)
- ・ブローチピンをつくろう、というものがとてもたのしかったです。つけるのはちょっとたいへんだったけど、じょうずにできてうれしかったです。(小学1年生)
イベント実施結果
- 参加者数
- 大人:55 子ども:29 合計:84
- アンケート回答数
- 大人:51 子ども:25 合計:76
- 参加者満足度
- 70.5%
- 実施してよかった点
- ・多くの団体に協力していただき、新たなネットワークをつくるきっかけとなった。
・展示コーナーやクラフト体験を予約なしとしたことで、当日イベントを知った方も参加していた。
・専門家から話を聞くことで、参加者が観察するときのポイントや、県民の森にも希少生物(植物)が生息していた、ということを改めて知る機会になった。 - 実施して苦労した点
- ・幅広い年齢層での参加が考えられたため、安全面、体力を考えて観察会のコースを決めた。
・多くの団体が協力団体となっていたため、標本の受け渡しや写真の印刷、パネルの搬入が大変だった。
・各コーナー、各観察会で同じアンケート用紙を使用していたため、区別することが難しかった。(用紙にマーキングして分けて回収した) - 特に寄付が活きたと感じた点
- ・広報面でイベントのチラシを配布、郵送し、多くの方に告知することができた。
・展示する写真、クラフト体験の材料を豊富に準備することができた。
・すべてのコーナーを無料にすることで当日にイベントを知った人も、気軽にクラフト体験などに参加することができた。