SAVE JAPAN プロジェクト 2016-2017

レポート

新篠津村 春本番の花探索

2017年05月14日(日)実施
  • その他植物
  • 湿原
  • 高原

レポート

新篠津村の残存高層湿原で、イソツツジ、ホロムイツツジ、その他春の花を探索しました。天気が心配でしたが、予報とは違い晴れた天気となりました。集合場所から現地まで徒歩で移動し、新篠津ツルコケモモを守る会の方の解説のもと、春の花を観察しました。

当日のスケジュール

9:00~  :集合/本探索会の説明/SAVEJAPANプロジェクトの説明

9:10~  :残存湿原A地区探索

11:00~ :残存湿原B地区探索

12:30   :終了

実施内容

新篠津ツルコケモモを守る会の齋藤央事務局長より本探索会の説明。

湿地が残るA地区、B地区の花を探しにいきます。

今回訪れた新篠津村西高倉湿地は、2015年10月に発見されました。ミズゴケ・ツルコケモモ・ヤチヤナギ・イソツツジなどの植物が自生しており、この湿地を守るために新篠津ツルコケモモを守る会が結成されました。

残存湿原A地区に向かいます。途中、道端に咲いている花についても説明がありました。

A地区で足元に注意しながら花探し。


ワタシゲです。既に開花していました。今年は昨年よりも花が少なかったとのこと。

 

もう少しで花が咲きそうなショウジョウバカマ。あちこちですでに花が咲いていました。 

いざB地区へ。藪ごきをして向かいます。

 

B地区の花を探しています。

 

ホロムイツツジが見つかりました。

 

新篠津ツルコケモモを守る会の会員である地元の方から、このあたりの農地開発のことなどのお話がありました。また、「この場所に湿地が残っているとは思いもしなかった」とのお話も。

このイベントで得られたこと

・はじめて湿地を訪れた方に、様々な花との出会いを通じて湿地の魅力が伝えられました。、また、湿地が失われていった背景なども説明をしたことで、参加者の方に湿地の保全の難しさなどを伝えることが出来ました。

参加者の声

  • ・自然はある程度人間の手が入らないと保全出来ないことが理解できました
  • ・貴重な体験で感動しました。ナショナルトラストに関心持ちましたが、大変なことと思います。
  • ・動植物だけでなく、今回訪れた土地の背景(湿地が失われた背景など)も聞くことが出来て満足です。
  • ・初めての植物に出逢えてうれしかったです

イベント実施結果

参加者数
●参加者数:10名
アンケート回答数
●アンケート回答数:9
参加者満足度
100%
実施してよかった点

・湿地の魅力を多くの人に知ってもらうことが出来ました。

・石狩川流域湿地・水辺・海岸ネットワークの説明もしたことで、ネットワークの存在をより多くの方に知ってもらう機会になりました。

実施して苦労した点

・道端にある花の説明をしていたら、予定より時間がかかってしまいました。

特に寄付が活きたと感じた点

・石狩川流域湿地・水辺・海岸ネットワークとの連携ができました