SAVE JAPAN プロジェクト 2018-2019

レポート

『カッコソウの話-生態と歴史-』

2019年06月15日(土)実施
  • その他植物
  • 森林
  • 種子植物・シダ
  • 里山

レポート

カッコソウの生態と、江戸時代からの歴史を知ることによりその希少性について学び、保護活動の輪を広げることを目的とする勉強会を開催しました。

プロジェクターによる写真を用いた説明で、参加者はカッコソウの歴史の詳細について学ぶことができました。

 主な内容

 1.カッコソウはどんな植物?
   ・分類と生態
   ・種の保存法
   ・保全への取り組み(カッコソウ協議会の設立経緯)

 2.カッコソウの歴史
   ・山田郡誌とカッコソウ
   ・植物図鑑に視るカッコソウの変遷
   ・江戸時代の好事家とカッコソウ
   ・飯沼慾斎とカッコソウ
   ・シーボルトとカッコソウ
   ・武田久吉とカッコソウ
   ・五百城文哉とカッコソウ

 

当日のスケジュール

2019年6月15日(土)
12:30~会場準備
13:00~受付
13:30~主催者挨拶
     講師紹介
     勉強会開始
     勉強会終了
     
15:00 終了
     後片付け

実施内容

講座 講師:カッコソウ協議会 齋藤 陽一さん 「カッコソウの話-生態と歴史-」をプロジェクターを使用して説明。カッコソウについての記述がある植物図鑑の現本などを閲覧。質問受付。

このイベントで得られたこと

これまであまり触れられることのなかったカッコソウの歴史について、詳しく学ぶことができた。
江戸時代カッコソウは既に好事家間で愛玩されていたが、昭和に入ってから個体数が減少傾向にあったことは、
保護活動を継続する上での必要な予備知識となった。
植物図鑑など書物に掲載されたカッコソウの変遷を辿ると、生息地等の正確な情報の記述は
2013年とつい最近のことである。

参加者の声

  • カッコソウに興味を持ってから、なかなか詳しい説明機会を得られずにおりましたが、本日資料を交えた説明を頂き大変勉強になりました。
  • 植物と医学が関係あることが分かってよかった。
  • カッコソウについての理解を深めた。
  • カッコソウの昔からの歴史がよく分かった。
  • これから先カッコソウ保護していくのに様々なお話を聞いて役に立てたい。

イベント実施結果

参加者数
37名
アンケート回答数
27
参加者満足度
70%
実施してよかった点
・これまでのカッコソウの生態に加え、歴史について専門的な角度からの見識を得ることができた。
・歴史を学んでもらうことで希少性についてより理解を得られたと思う。
・プロジェクターによる資料だけでなく、カッコソウに関する古い文献の実物を手にして、文章や図を直に見てもらうことで興味を深めてもらえた。
実施して苦労した点
・当日になるまで正確な参加人数が分からず、定員24人の会議室に37名が入室。新聞記者が撮影のため席を移動する際など、席の移動をしてもらったりして落ち着かなかった。

特に寄付が活きたと感じた点
・プロジェクターの活用化が図れ、写真を見てもらうことで、分かりやすい学習会が設定出来た。
・プロジェクターの性能が良く、室内が明るくても画像がはっきりと映写されていた。お話をしてくだる講師の先生のお顔の表情まで読み取れ、とてもよかった。メモも取りやすかった。
・講座を実施する機器が揃った。

メディア掲載

桐生タイムス 夕刊 2019年6月19日(水) 夕刊
主催・共催

主催:特定非営利活動法人 鳴神の自然を守る会
   小平サクラソウ草の会
   群馬NPO協議会 
   きりゅう市民活動推進ネットワーク

協力・後援等

協力:認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター

協賛
損害保険ジャパン日本興亜株式会社