SAVE JAPAN プロジェクト 2018-2019

レポート

「チョウジソウ」観察会といわつき文化公園のなぞ

2019年06月08日(土)実施
  • その他植物
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  • 両生類
  • 昆虫・その他
  • 湿原
  • 種子植物・シダ
  • 里山

レポート


「『オオブタクサ』ってどれなの?」「これよこれ」と、みんなでわいわいガヤガヤと楽しくオオブタクサ抜き取りゲームを行い、オオブタクサをおぼえるとともに外来種を繁茂させてはいけないことを学びました。続いて、チョウジソウの観察会を行いながら、公園の謎(6つのクイズ)を解きつつ動植物の不思議さを学びました。非常に珍しいアカボシゴマダラやバラハタマバチの産み付けた卵も見つけました。観察会の次はお遊びタイム。草矢遊びや竹ぽっくりは大人気。「自分で作った竹ポックリはお土産ですよ」には思わずにっこり。最後のお楽しみはマシュマロバーベキューです。火傷しないよう焦がさないよう、大人も子供も目を輝かせて楽しみました。
 二日前まで雨の予報だったので、5つのゲームは中止にして、観察会のみ実施する方向でいましたが、急きょ雨が降らないことが判明し、準備が大変でしたが、参加者みなさまの笑顔で疲れが癒されました。ただ一つ残念なことはお目当てのチョウジソウが好天気の影響で一週間前に終わってしまったことです。最盛期の写真で対応いたしました。

当日のスケジュール

  8:30~ 集合・受付

  9:00  オリエンテーション

  9:20 グループ行動・観察

11:00 全体振り返り・感想・まとめ

11:15 写真撮影・アンケート

11:30 マシュマロバーベキー

12:00 解散

実施内容


        最盛期のチョウジソウ(当日は写真)


      オオブタクサ取りゲーム(ここにもあるよ)


      観察会の一シーン(この草はね・・・・・・)


   環境に優しい多自然型堤防はね・・・・(新和建設のお兄さんが分かりやすく説明)


    昆虫標本(蝶・クワガタ・カブトムシ いっぱいあるよ)


       ミニ水族館(元荒川で採れた生き物だよ。クサガメもいるよ)


  赤星の消えた、珍しいアカボシゴマダラを捕まえたよ。南から飛んできたんだ。


       ハチクを採ったよ。BBQで焼いて食べるんだ。


        草矢ゲーム(僕のフォームかっこいいでしょう。)


    竹ポックリ遊び(大きな穴は開いてるけど紐を通すのはむつかしいね。


    楽しい楽しいマシュマロバーベキュー(あんまり近づけると焦げちゃうよ)

このイベントで得られたこと

・ 絶滅危惧種の「チョウジソウ」が観察できたこと(花はなかったけど)。
・希少生物について関心を持って頂いた。
・オオブタクサを知って頂いた。
・外来種について理解して頂いた。
・普段なかなか自然と触れ合える機会が少ない中、親子で戸外活動を楽しむことができた。
・元荒川の多自然型堤防についての知識を身につけて頂いた。
・「元荒川をきれいにする会」「新和建設」「さいたまNPOセンター」とのネットワークができた。

参加者の声

  • 詳しい人の説明を聞きながら散策するのは楽しかった。(30代 女性)
  • この公園はよく来るのですが、こんなに自然豊かで面白い植物・生物がいることは知りませんでした。(40代 女性)
  • 子どもとの交流を持つ良い機会となった。(30代 男性)
  • 普段見ていても名前も知らないものばかりで勉強になりました。(40代 女性)
  • 丁寧な説明をしていただけて、普段見ている植物に対しても知識がえられた。多自然型堤防の説明も良かったです。(40代 男性)

イベント実施結果

参加者数
参加者数:29人  (大人:16人 子ども:13人)
アンケート回答数
アンケート回答数:29枚
参加者満足度
56%
実施してよかった点

(1).満足・ほぼ満足を足すと100%の評価を頂いた。

(2).身近に、保護すべき素晴らしい環境があると
  いうことを多くの方に知っていただいた。

(3).川や川岸の素晴らしさを認識して頂いた。

(4). 環境団体と建設会社の異業種の組み合わせにより、
  自然観察会+多自然型堤防との二つの勉強ができた。

実施して苦労した点

(1).子ども達の参加を促すための方法を取り入れた。

  ①親子で興味をもちそうなイベントにした。

  ②一目で内容が分かるようなチラシを作製した。

  ③午前中で終了するプログラムにした。

  ④子ども達を飽きさせない方法を取り入れた。

 (2).アンケートの回収率を上げる方法を取り入れた。

  ①アンケートを提出してからおやつを受け取る。

  ②全員分のバインダーを用意した。

  ③子どもに用アンケートは、
   記入しやすいようフォーマットを工夫した。

(3).直前まで雨予報だったので、連絡を2回行った。

特に寄付が活きたと感じた点

①デザイン性の高いカラーチラシが制作できた。

②学習用教材としてのパンフ「元荒川はオアシス」
 を制作出来た。

③送料を心配せずにいろいろな団体・関係者に送付
 できた。

④優秀な自然観察指導員を確保することができ、観察
 会の内容が楽しくかつレベルの高いものになった。

⑤お土産や、食事(おやつ)の提供ができた。

メディア掲載

なし
主催・共催

主催・共催:元荒川をきれいにする会

      新和建設(株)

      認定NPO法人さいたまNPOセンター

 

協力・後援等

協力
 ・認定NPO法人日本NPOセンター

後援
 ・
さいたま市
 ・
さいたま市教育委員会

協賛
損害保険ジャパン日本興亜株式会社