SAVE JAPAN プロジェクト 2018-2019

レポート

「ツキノワグマと同じ時代に生きている幸せを感じよう!」事前学習会活動

2019年05月18日(土)実施
  • ほにゅう類
  • 里山

レポート

当日のスケジュール

8:30   出雲西高等学校 出発
9:00     佐田町スサノオホール 到着
9:05     ツキノワグマを知る講義 
10:00 佐田町スサノオホール 出発
10:30   佐田町吉野林地(田中神社近く) 到着
10:35 佐田町吉野林地学習・写真撮影 
11:30   佐田町吉野林地 出発
12:10   出雲西高等学校 到着

○移動は、貸切バスを利用

実施内容

開目的は2つあります。1つ目は、中国地方の生態系ピラミッドの最上位に位置づけられるツキノワグマの生態について、出雲西高等学校生が正しい知識を得ることです。2つ目は、これまで複数年にわたり、出雲西高等学校生に対し、環境学習を開催してきました。今回は現地を歩いてみることで、次回の発表と、野外活動での段取りについて、イメージをつかんでもらうことができました。

プロローグとして、島根県における森林の状況や、里山の様子、ツキノワグマのおかれている環境についてご紹介しました。以前参加した方にとっては振り返りに、初めて参加した方には動機づけの機会となりました。




続いて、ネーチャーガイドによる講義を行いました。
内容は次の通りです。
・質問形式によるツキノワグマの生態を正しく知る。
・ツキノワグマの大きさを、実物大の布を使って体験する。
・ツキノワグマに遭遇したときの対処法や、身を守る方法を知る。
・ツキノワグマの繁殖行動について知る
・ツキノワグマを取り扱った絵本を使い、何を食べているかを知る。
・人とツキノワグマの共存を考える。





バスで移動し、ツキノワグマが目撃されている里山の様子を見学しました。


実際にフィールドに赴くことで、出雲西高校生は、現地の様子や歴史等の情報を得ることができました。



このイベントで得られたこと

参加した高校生は、ツキノワグマの生態について知ることができました。ツキノワグマについて間違った情報が不幸な事件につながっている事がわかり、いざというときに、最低限身を守るための知識を得ることができたと感じています。
生態系を守ることは環境の維持につながり、自分達にとって大切なことだと実感してもらえたのではないでしょうか。今回の経験が、将来の地域づくりに役立てばうれしいです。

参加者の声

  • ・ツキノワグマについて知識がふえた。(男性/学生)
  • ・クマとの共生の勉強をしてとても勉強になりました。更に環境保全の活動を行っていきたいと思いました。(男性/教員)
  • ・クマの生態系などが知れた。森林の様子など関心が増えた。(男性/学生)
  • ・自然にふれることができて良かった。(女性/学生)
  • ・知識が豊富になりました。(男性/学生)

イベント実施結果

参加者数
14
アンケート回答数
14
参加者満足度
71%
実施してよかった点
次回メインのスタッフとなる高校生を対象に事前研修を開催したことで、ツキノワグマの生息地を知り、自分たちで境界線を作る事が、共存するための一つの方法である事がわかってもらえました。次回のイベントで行う、自分たちの取組発表につながる学習となりました。
実施して苦労した点
島根県内の大きなイベント(ホーライエンヤ)と重なった為、バスの手配に苦労しました。次回開催する場合は、注意いたします。
特に寄付が活きたと感じた点
移動にバスを利用することでき、進行がスムーズにできました。
主催・共催
主催:特定非営利活動法人もりふれ俱楽部
共催:出雲西高等学校インターアクトクラブ、よしのフォレストサポート21、下来島の森活動組織、公益社団法人日本環境教育フォーラム
協力・後援等
認定特定非営利活動法人日本NPOセンター
協賛
損害保険ジャパン日本興亜株式会社