SAVE JAPAN プロジェクト 2018-2019

レポート

毒にも薬にもなる!?里山植物ビンゴゲーム

2019年05月19日(日)実施
  • その他植物
  • 市街地・公園
  • 里山

レポート

里山に映えるみずみずしいみどりを見て楽しむだけでなく、みどりの中には「毒にも薬にもなる」ものがあることを「知る」という観点で楽しめるビンゴゲームを使った里山見学を行いました。「見て・知った」見学の後には、一部の山野草をてんぷらにして参加者みなさんで「味わ」い、里山を様々な観点から感じられた1日となりました。

当日のスケジュール

◆受付 9:00~9:30

◆開会、ガイダンス 9:30~9:40

◆出発 9:40~11:30

◆山野草てんぷら試食 11:30~

◆閉会、アンケート記入

実施内容

◆開会、ガイダンス

開会時にはときどき小雨が見られる天候のなか、本日イベントに関するガイダンスを行いました。

今回のイベントの特徴は「ビンゴゲーム」をしながら里山のことを知ろうということで、配付したビンゴゲーム用紙を確認・説明しながら見学がスタートしました。




◆里山見学

今回のフィールドは、里山にある自然公園の中。集団でいっしょに移動しながら、適宜専門家が足をとめて植物を指し示しながらその特徴を解説していきます。

参加者の皆さんは、解説に耳を傾けながら、手元のビンゴゲーム用紙を確認しつつ、情報を書き込んだり実際に示された植物をまじまじと観察したり、それぞれに「見る・知る」を楽しんでおられました。



◆てんぷら試食、ビンゴ確認

小雨も止んだ曇天のなか、ゆっくりと見学ツアーを行ったあと、最後は「味わう」ため地元の地域活動団体のみなさまにご協力いただき、複数の山野草をてんぷらにしてみんなで試食。味付けが絶妙で、美味しくいただきました。

そして、閉会時にビンゴゲームの結果を確認し、ビンゴに至った方には景品をプレゼント。
今日参加された感想は、アンケート用紙に書き込んでいただき、閉会となりました。

 

このイベントで得られたこと

専門家の解説を交えながら、実際に里山に生えている山野草を目で見て、さらに「毒にも薬にもなる」ことをゲーム形式で楽しく知っていただけた。里山という自然環境に対して、「きれい」というだけでない新たな観点での価値を感じてくださったように思われる。
また、当該地域にある東京理科大学薬学部から『くらしの中の薬草』という冊子をご提供いただき、見学のうえでのテキストとして里山の魅力をより深く確認できるに至った。

参加者の声

  • 道端の草花にも各々に名があり、薬草もあると見聞きして目からうろこです。前ばかり見るのではなく、両側の草木にも注意して歩きます。天ぷらもおいしかったです(70代、女性)
  • 自然にある植物を薬草と知らず見過ごしてきました。楽しかったです(60代、女性)
  • 子どものころ知ったことを忘れていましたが、思い出してうれしかった。(70代、女性)
  • 野草の天ぷらがおいしい。講師の説明がすごい(60代、男性)
  • ちょっとテンポが早かった。薬草園内の説明も期待していました(70代、女性)

イベント実施結果

参加者数
30名(すべて大人)
アンケート回答数
24件(すべて大人)
参加者満足度
79%
実施してよかった点
・実施後アンケートによると、参加された方々には、概ね満足していただけた。
・東京理科大学との新たな連携により、コンテンツの充実化ができた。
実施して苦労した点
・大型連休の後で、予想以上に同じ市域内で他の行事が重なり、思うように集客できなかった。
・試食用のてんぷらの材料となる山野草の確保(前日採集)。
・ビンゴゲームの問題作成。
特に寄付が活きたと感じた点
・寄付によって参加者送迎用のバスを調達でき、自動車などの移動手段を持たない層による参加の敷居を低くすることができた。
・協力者への謝金や資料作成費などに使い、イベントの品質が高めることができた。
主催・共催
主催:山陽小野田市自然保護協議会
共催:特定非営利活動法人やまぐち県民ネット21
協力・後援等
協力:認定特定非営利活動法人日本NPOセンター
   山陽小野田市立東京理科大学
   すげえちゃ高泊
後援:山陽小野田市
   山陽小野田市議会
   山陽小野田市教育委員会
   (株)晃栄
協賛
損害保険ジャパン日本興亜株式会社