[福島]猪苗代・磐梯地域の里山を考える会 地域が大切に守り続ける里山の生き物を観察しよう

雪の里山 動物探して 大冒険!

■プログラム実施日
2013年3月3日(日) 9:30~14:30

 

 

■当日の主な内容

福島県猪苗代町にある天鏡閣に集合。開会式の後、3班に分かれ、スノーシューを履いて雪の里山に出発。スタッフの説明を聞きながら、雪の上にウサギ、テン、キツネなどの足跡を確認しました。事前に設置してあったセンサーカメラに写る動物の姿も見ることができました。各自、動物マップにシールを貼って野生動物の確認ポイントを記しました。約2時間の調査を終えて下山し、国の重要文化財である天鏡閣内を見学しました。猪苗代湖畔のホテルに移動し昼食。同ホテルで午後のプログラムである調査のまとめ、発表を行いました。

 

▲テンの足跡 ▲これは!テンの足跡発見
   
▲事前に設置していたセンサーカメラにはテン(左)やウサギが写っていました
 
▲ムササビの巣穴も確認できました ▲天鏡閣では貴重な資料を見学しました
   
▲班ごとに動物マップをまとめ、見つかった動物の痕跡や感想を発表しました

 

■参加者 
一般27人(うち小中学生11人) スタッフ・関係者13人

 

 

■参加者の感想

・短時間で、たくさんの動物がいるとわかったので、とても面白かった(10代・女性)
・初めて履いたスノーシューでの雪山歩きが楽しかった(10代・女性)
・国道からほど近い場所に多くの野生動物がいると分かった(40代・男性)
・雪の里山でもたくさんの動物たちが活動していることを実感できた(60代・男性)
・足跡から多くのことを想像し、知ることができるのだと分かった(30代男性)
・このような環境に関する活動をもっと実施してほしい。猪苗代湖の水質についてなど、勉強にもなるし、活動が広がると思う(30代・女性)
・季節ごとにこのようなプログラムを実施してほしい(60代・男性)

・新しい発見があった。動物の生態を自分でも調べてみたい(30代・男性)

 
 

■プログラムを実施して

 (苦労)

初めての開催だったので、プログラム内容に苦心しました。子どもも大人も楽しめる内容にすることとし、まずは身近なところに野生動物が生息していることを知ってもらい、興味・関心を持ってもらえるようにしようと考えました。天候について、当日朝まで心配しましたが、なんとか回復して実施することができたと思います。安全確保が重要だったので、経験の豊富なスタッフから事前にレクチャーを受け、スタッフ体制を整えました。

 

 (収穫)

動物マップ作りを共同作業にすることで参加者同士の交流が深まったように思います。野生動物に関心を持ってもらえたと思うので、次回は少し専門的な知識を伝えることができそう。目的である人と自然の共生に向けての進展につながりました。

 

■特に寄附が生きたと感じた点

 

冬の開催、雪の里山を舞台にしたのでスノーシューを確保しなければいけませんでした。支援のおかげで、参加者に雪の上を歩く楽しさを体験してもらうことができました。
昼食会場やまとめ・発表を施設を借りて屋内で実施することができました。

 

 

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