[熊本]水と緑いきものネットワークくまもと ムササビが飛び交う緑の回廊づくりを目指して

第2回 森のいきもの「ムササビ」観察会~ムササビが飛び交う緑の回廊づくりを目指して!!~

■プログラム実施日:2013年3月9日 15時~21時

 


■当日の大まかなスケジュール

 

◇15:30 

当初の予定では、熊本市南区の木原山で観察会を実施する予定でしたが、事前調査の結果により確実にムササビを観察するために、第1回の開催場所である「熊本県山都町の男成神社」で行うこととなり、熊本城彩苑駐車場にて集合した後、中型バスで出発。

 

◇17:30 

桜も咲きそうな温暖な中、男成神社へ到着。日没時刻までの時間を利用し、軽食を摂りながら、ムササビの剥製や模型を使って生態について実施団体の「NPO法人水と緑いきものネットワークくまもと」の代表理事である歌岡先生より説明していただきました。

 

◇18:30 

日暮れを待ちつつ主役の出番を待ちます。静まりかえった鎮守も森に響くのは犬の遠吠えくらいしかありません。参加者の皆さんも静かにムササビが姿を現すのをひたすら待ちます。

専門スタッフの先生から「居た!」との掛け声と赤いサーチライトの誘導先にはムササビが杉の大木を上っているムササビが確認できました。

今回も専門スタッフのおかげで参加者全員がムササビを見ることができ、次の期待である「ムササビの滑空」を見たいところですが、今回は飛び立ってくれなかったのが残念でした。しかし、専門スタッフの先生がバットディテクターという装置を使って、通常人間の耳では聞くことが出来ないアブラコウモリの泣き声を聞かせていただきました。

 

◇19:30 

終了予定時刻となり帰路につき、予定どおり21:00に集合場所へ到着しました。

 

 

   【出発前にプログラムの説明】      【男成神社に全員到着】      【宮司さんによる神社の由来説明】 

 

   【剥製を使ってムササビの説明】    【ムササビ観察会の様子】

 


■プログラムを実施して
・参加人数:【観察会】31名 アンケート回答者:17名

・参加された方の満足度(割合):満足度 90.0 %

 


■参加者の感想

・ムササビを見ることが初めてで、ムササビの生態も知ることができた。

・この活動が全国展開されていることに驚いた。

・水の保全活動やゴミの減量活動も行ってみてはどうか?

・神社の環境に圧倒された。

・ムササビが思ったより大きかった。

 


■プログラムを実施して苦労した点
・3月は学校行事が多い時期なので子どもの参加申込が少なかったため、口コミによるPRを行ったこと。

・地元の参加者が少なく、もっと身近にあるすばらしい自然環境をPRできなかったこと。

・ムササビの出没が日没後1時間程しかなく、観察できる時間が限られるため、詳細なタイムスケジュールを組み込む必要がある。

 


■プログラムを実施してよかった点
・参加者のほぼ全員が、初めてムササビを見ることができ、このプログラムに関心を持ったこと。

・専門スタッフが複数名いたため、観察会のでは個別の質問にも詳しく回答していただけたこと。

・観察会開催場所が多様な生態系を有しているため、ムササビだけでなく他の貴重な生物も観察できたこと。

 


■特に、寄付が活きたなーと感じた点
・山間部へ集団で移動する手段としてバスを借りることができ、安全に大勢の人数で観察できたこと。

・観察会終了(移動含む)時刻が21時と遅く、参加者全員に食事を提供できたこと。

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