[新潟]生物多様性保全ネットワーク新潟 (佐渡)「朱鷺の島 佐渡」の水辺環境を見直す/(上越) 絶滅危惧種 アカヒレタビラの保護活動

  • 【外来魚オオクチバス捕獲】
  • 【外来魚撲滅大作戦】
  • 【絶滅危惧種 アカヒレタビラ】

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活動内容

(佐渡)
佐渡島内では、三十数ヶ所でブラックバス類の生息が確認されているが、2011年、島内外の関係団体とともに、3ヶ所のため池で駆除活動を実施した。その結果、小型魚類や水生小動物がほとんど食い尽くされるなど、甚大な被害が及んでいることを再確認した。今後、ブラックバス類の完全追放に向けた駆除活動をさらに進め、水域の生物多様性保全の重要性について、地域の方々と学び会うシンポジウムを開催したい。

(上越)
新潟県上越市高田平野には70ヶ所を越えるため池が存在するが、そのほとんどに特定外来生物のブラクバス類が分布している。希少な在来タナゴであるアカヒレタビラの唯一の生息地でも、オオクチバスの侵入が確認されている。2011年には、アカヒレタビラの新たな生息地づくりのための予備調査を実施するとともに、上越市版RDB刊行に合わせて希少種保護に関するシンポジウムを開催した。その結果、移植候補地においてオオクチバスとブルーギルの定着が確認されたが、ほかに適地がないことから、外来魚の完全駆除を行った上で、アカヒレタビラの移植放流を行うことにした。実施に当たっては、地元の環境NGOや上越市などと連携しながら、市民の方々や地域の子どもたちの参加を図っていきたい。

■一言アピール

(佐渡)
トキを佐渡の水辺の「アンブレラ種」として位置づけ、多様な動植物が暮らす里山~水田地帯全体の生物多様性を保全していく必要があり、とりわけ、流域の水生動物の源であるため池の保全は、極めて重要である。

(上越)
近年、市民や団体などが、園芸種や産地の異なる動植物を、安易に移植放流する問題が多発している。地域在来の生態系保全にとって脅威となっています。この活動が希少生物種の保護のモデルとなるよう活動にしたいと思います。多くの人の参加を呼びかけています。

■実施団体名

●生物多様性保全ネットワーク新潟(http://www.geocities.jp/biodiversitynetniigata/)

●特定非営利活動法人 くびき野NPOサポートセンター(http://www.kubikino-npo.jp)

 

(協力団体名)

(佐渡)
・ブラックバス問題新潟委員会 ・NPO法人トキどき応援団 ・佐渡とき保護会 ・・・・・以上、予定

トキ野生復帰事業を進める環境省佐渡自然保護官事務所、新潟県、新潟大学朱鷺・自然再生学研究センター、佐渡市生物多様性地域戦略、来年度からスタート予定の佐渡市版RDB調査、世界農業遺産とリンクし、島内外の関係者、関係団体との連携強化をめざす。 

(上越)
・関川水系生態系保全協議会  ・ブラックバス問題新潟委員会 ・NPO法人くびき里やま学校

・国際自然環境アウトドア専門学校  ・・・・・以上、予定

団体概要

人と野生生物の関わりのあり方を総合的に探求し、地域に在来・固有の野生生物を守るため、生息環境の保全と希少種の保護を目指す活動、および在来生態系に甚大な悪影響を及ぼす外来種などの積極的抑制に向けた活動を行う。2004年10月設立、個人会員70名、団体会員23名。

■協働団体名

特定非営利活動法人 くびき野NPOサポートセンター

 

新潟県の南部。上越市、糸魚川市、妙高市を中心とした地域の中間支援組織として、1998年に設立。以来、民間からの財源を主とした「民設民営」のNPO支援センターとして多岐に渡る事業を展開。2008年には国税庁長官より公益認定を受け、「認定NPO法人」として活動。

■活動時期

(佐渡)

9月8日(土) ため池干し上げ外来魚駆除活動

9月9日(日) シンポジウム

このほかの機会を含め、3ヶ所程度で外来魚駆除活動を実施したい

 

(上越)

8月25日(土)、26日(日) :地元の小中学生や子ども会の参加を促すために、夏休み期間中の開催予定

■問い合わせ先

●プログラムの内容や参加申込み
生物多様性保全ネットワーク新潟 事務局
新潟市東区寺山1丁目8-25
Tel. 025-270-2010 Fax. 025-270-2011
担当者:井上信夫
Email: naturewk@basil.ocn.ne.jp

●プロジェクトの趣旨について
特定非営利活動法人 くびき野NPOサポートセンター 新潟事務所
新潟県新潟市中央区南笹口1丁目1-38-608
Tel. 025-384-8282 Fax. 025-247-1477
担当者:佐野育実
Email: sano@kubikino-npo.jp

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