[新潟]生物多様性保全ネットワーク新潟 (佐渡)「朱鷺の島 佐渡」の水辺環境を見直す/(上越) 絶滅危惧種 アカヒレタビラの保護活動

絶滅危惧種アカヒレタビラを守ろう!新たな生息地づくりと外来魚対策 in 上越

■プログラム実施日

平成24年8月25・26日(土・日曜) 集合9時30分~解散16時

 

■当日はこんなことをしました

○8月25日

外来種であるウシガエルのオタマジャクシやアメリカザリガニを捕まえました。

また、絶滅危惧種のアカヒレタビラが、卵を産み付けるために必要な二枚貝を確認しました。

活動を行った池は、外来種はいるもののブラックバス類はおらず、

アカヒレタビラの新たな生息地として条件が揃っていることが分かりました。

 
 
 オタマジャクシがこんなに!  アメリカザリガニを捕まえたよ  アメリカザリガニを調理中

 

○8月26日

日とは別の池で、ブラクックバスを30匹ほど竿で釣り上げて駆除しました。

また、地域在来の魚や植物の確認も行いました。

在来魚を調査中・・・ ブラックバスを捕まえに出発! 暑い中お疲れ様でした

 

地域の環境について学ぶのはもちろんのこと、

捕獲したアメリカザリガニやブラックバスを食べることで命の尊さも学びました。

   

 

■プログラムを実施して
・参加人数:71名 アンケート回答者:42名 (大人・子供の合計) 
・参加された方の満足度(割合):満足度 77.4 %(大人の満足度のみ)

 

 

■参加者の感想

・小さな池に対して多くのオタマジャクシやザリガニ等が生息しており、

 これ以上の被害がでる前に駆除することができ、いい経験となりました。(20代・男性)

・すごく暑くて大変でした。ブラックバスなどを食べるのは初めてで驚きました。(10代・男性)

・日本にいたはずの固有種が外来種におびやかされているのが残念です。(40代・女性)

・目的の外来魚の体験は出来なかったが、在来魚のみ生態を知ったことは有意義でありました。

 又、採取した魚をその場でPR説明して頂いたのはわかり易かったです。(60代・男性)

 

 

■プログラムを実施して苦労した点

 一般の参加者の方と、普段から環境保全活動に携わっている方の間に認識の違いがあったこと。

一般の参加者の方は楽しみたいのに対して、環境保全活動に携わっている方は

調査や作業を行いたいという思いに多少の違いがありました。

 

 

■プログラムを実施してよかった点

子供の参加が多く、親子で地域の生物多様性について学んでもらえて良かったです。

一人、カエルを持って帰りたいという思いで参加してくれた子供がいましたが、

捕まえたカエルが特定外来種であることや駆除するべきであることを、

プログラムを通じてきちんと理解しくれたことで、駆除して帰ってくれました。

 

 

■特に、寄付が活きたなーと感じた点
複数個所で外来種の駆除や在来種の調査が出来ました。

また、広く周知を行なえたことで多くの参加者に集まっていただき、

地域の生物多様性について学んでもらうことができました。

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