[山梨]キープやまねミュージアム ヤマネとヤマネのすむ森を知ろう!守ろう!
ヤマネのすむ森に出かけよう ~ヤマネ研究サポート隊!~
■プログラム実施日
平成24年8月24日(金)・25日(土)・26日(日) ※日帰り3回
集合13時45分(プログラム開始14時)~解散16時
■当日の大まかなスケジュール
「ヤマネを守るためには、その暮らしを解明することが大切」。本プログラムでは、普段やまねミュージアムで行っている研究活動の一部を、参加者の皆さんと一緒に行いました。
まずは、やまねミュージアム館長 湊 秋作博士より、ヤマネの研究についての話を聞きました。その後、野外に行きました。24・25日はヤマネの食べ物の栄養価を調べるために、ヤマネが食べる昆虫や植物をひたすら集めて、種類ごとに分類しました。気の遠くなるような細かい作業でしたが、子どもも大人も集中して取り組みました。また、26日は大学生の参加が多かったため「アニマルパスウェイ」へと続く枝の道(誘導路)を、森の中に設置しました。みんなで協力して大きな木を運んだり固定したりする中で、新たな絆も生まれたようです。
■プログラムを実施して
・参加総数(3日間計):63名(大人54名/子ども9名)
・アンケート回答者:56名(大人48名/子ども8名)
・参加された方の満足度(割合): 満足度 94.5%(大人のみに質問)
■参加者の感想
・パワーポイントでの説明で理解を深めることができ、実際の活動で役に立つことを実感できた。知識と活動意義を感じることができた。(40代・男性)
・環境保全活動に具体的に参加できたこと。先生の話を聞きながら何も知識の無い自分でも少しは役に立つ活動があるんだと感激しました。(40代・女性)
・今回だけでなく継続的に参加すると、さらに満足度が高いプログラムになると思う。(20代・男性)
・活動時間が短かった。ゆっくり体験したかった。(20代・女性、ほか多数)
・とても楽しくて勉強になった。高校生なので将来的にはこのような仕事に就いてみたいと思えたから。(10代・男性)
・野原に行って、トンボをつかまえようとして、ミスばかりしていたけどやっとつかまえることができてよかった。(小学2年・女子、ほか)
・花から花粉だけを集める作業も、大変だけど楽しかった。(小学5年・女子、ほか)
■プログラムを実施して苦労した点
・森の中でほぼ見ることのできない動物、研究は1つ1つの作業が地味…という条件の中で、幅広い年代の皆様に満足していただけるような活動。そしてフィールド(森)へのダメージが極力少なく、かつ一度に多くの皆様に「安全に」体験していただけるような活動内容を選定するのに苦労しました。
■プログラムを実施してよかった点
・餌を集める作業を通して、小学2年生から大人まで幅広い年代の皆さんに「ヤマネを守るためには、ヤマネそのものだけでなく、森の中にある様々な木や花、そして虫などを幅広く守っていくことが大切である」ということが体験的に理解いただけたことが良かったと思います。
■特に、寄付が活きたなーと感じた点
・寄付の一部で研究の消耗品を購入することができました。また、プログラム参加者の自己負担を無くすことができました。その結果、地域に暮らす多くの方々に対し、近くの森に暮らすヤマネの生態についてご紹介することができ、ヤマネに対する理解を深めていただくことができました。