SAVE JAPAN プロジェクト 2015

レポート

海のいきもの、謎の光を放つ「海ほたる」の観察会

2015年09月12日(土)実施
  • 昆虫・その他

レポート

今年度の第1回目の観察会として、謎の光を放つ「海ほたる」の観察会を実施しました。海ホタルをはじめとした海の生物多様性のしくみまでを詳しく解説していただいた後、海ホタルを実際に捕獲してその発光のしくみを体験していただきました。熊本市近郊の幼児から小中学生をはじめ、近隣からの参加者も多く、地元の熊本日日新聞社からも取材に来ていただきました。

当日のスケジュール

●17:00 上天草物産館「さんぱーる」に集合
●17:30 観察会場の野釜島キャンプ場へ移動し受付開始
●18:00 開会、熊本支店の國廣様より挨拶、主催者の挨拶の後、海ホタルの生態の説明
●18:30 軽食を摂りながら、諸注意、捕獲方法等の説明
●19:00 海ホタルの捕獲開始、順次捕獲器を回収し、海ホタルの観察開始
●20:00 観察会終了、解散

実施内容


日没前に全員集合! 海ホタル捕獲の期待が高まります。
海に向かって餌の入った捕獲容器を投げ入れます。
捕獲容器が大きいため、小さな子供たちは運搬係に徹しています。
日没後に捕獲容器を引き上げ、中に入った海ホタルを観察しています。

このイベントで得られたこと

インストラクターの歌岡宏信先生より、海ホタルの生態から捕獲方法まで判りやすく説明していただいたので、子供たちも納得された観察会となりました。また、海ホタルは何を食べているのか?など鋭い質問もあり、プランクトンの食物連鎖まで解説していただきました。

参加者の声

  • 夜の海での観察は初めてだったので貴重な体験をさせていただきました。(30代女性)
  • 海にホタルが生息していることにびっくりしました。(小学5年生)
  • プランクトンが2種類に分けられていることを知りました。(小学3年生)
  • 次の観察会にも参加したい。(小学2年生)
  • 海、山、川それぞれに生態系があり、生物が食物連鎖でつながっている自然環境の大切さを痛感しました。(60代女性)

イベント実施結果

参加者数
45名(大人26名、中学生5名、小学生8名、幼児6名)
アンケート回答数
32名
参加者満足度
100%
実施してよかった点
夏休み期間中はキャンプ客で賑わう会場なので、安全確保のために9月に実施したことは大正解でした。
日頃、夜の海で遊ぶことのない子供たちには貴重な体験ができたと思います。
実施して苦労した点
海辺の夜間の観察会なので、小さな子供たちが安全に観察できる体制で臨みました。
特に、水際での捕獲時には必ず大人が付き添うこと、頻繁に子供さんから目を離さないことなどをアナウンスしていました。
特に寄付が活きたと感じた点
オリジナルの捕獲器を作るための材料費、また夕食を兼ねた軽食を提供できたこと。
さらに、安全確保のためのスタッフを動員できたことに尽きると思います。