SAVE JAPAN プロジェクト 2015

レポート

干潟のいきもの、絶滅危惧種「クロツラヘラサギ」観察会

2015年11月21日(土)実施

レポート

今年度2回目の観察会は、絶滅危惧種「クロツラヘラサギ」の観察会です。球磨川河口に広がる干潟は生物多様性が高いために、クロツラヘラサギの越冬に適した環境が維持されており、ここ数年20羽以上が飛来しています。今回は日本クロツラヘラサギネットワークの代表である高野茂樹先生に詳しく説明もしていただきました。

当日のスケジュール

●14:00 熊本市市民活動支援センター「あいぽーと」駐車場集合
●15:30 八代市の前川河口にバスで移動
●15:40 開会、クロツラヘラサギの生態説明、観察
●16:30 観察会終了、現地集合の方は解散
●17:30 「あいぽーと」にて解散

実施内容


球磨川の河口にある中州では、満潮時になるとクロツラヘラサギが休息しています。

観察前にクロツラヘラサギの生態について高野先生に詳しく解説していただきました。

複数のプロミナーを使って観察しています。

このイベントで得られたこと

日本クロツラヘラサギネットワーク代表の高野茂樹先生(日本野鳥の会熊本県支部長)から、八代海のクロツラヘラサギの生息地域と生息数の推移や東アジアの渡り鳥のルートなどについてわかりやすく説明していただき、多様で豊かな自然環境を後世に残さなければならないと感じました。

参加者の声

  • ●専門の先生からの説明があり満足しました(60代女性)
  • ●詳しい解説がありイベントの内容が充実している(30代男性)
  • ●望遠鏡で初めて鳥を見た(小学4年生)

イベント実施結果

参加者数
14名(大人10名、中学生1名、小学生2名、幼児1名)
アンケート回答数
14名
参加者満足度
100%
実施してよかった点
専門家によるわかりやすい解説ができたことに尽きます。
実施して苦労した点
秋の行楽シーズンも重なり、参加者が伸び悩んだことが反省点です。秋から冬にかけてしか観察できない貴重な鳥であることをPRすればよかったと感じました。また、移動距離が長いため車酔いした子どもがいたことで、酔い止め薬を準備しておけばよかった。
特に寄付が活きたと感じた点
移動のためにバスをレンタルできたこと。