カジカガエルの保護活動を通じて、嘉瀬川の水環境を学ぼう
2015年06月13日(土)実施
レポート
カジカガエルの観察会・嘉瀬川の水環境を学ぶイベントを開催しました。天候の関係で予定通りのプログラムで開催できませんでしたが、参加者の皆さんの環境問題や保全活動への意識を高めることができたのではないかと思います。
当日のスケジュール
14:00 オリエンテーション
14:30 嘉瀬川の生き物調査
15:15 カジカガエルのお話
15:45 佐賀県に生息する在来種、外来種のお話
17:00 夕食
18:00 カジカガエルの鳴き声観察
19:00 解散
※当日は天候がよくなく、事前に予定していたプログラムを変更して活動しました。
14:30 嘉瀬川の生き物調査
15:15 カジカガエルのお話
15:45 佐賀県に生息する在来種、外来種のお話
17:00 夕食
18:00 カジカガエルの鳴き声観察
19:00 解散
※当日は天候がよくなく、事前に予定していたプログラムを変更して活動しました。
実施内容

開会式後、講師の吉田先生から挨拶です。川に入るときのルールは自分で決めます。どういう行動が危ないか、自分で考えることが大事です。

箱メガネで水中を覗きながら生き物を探します。川の中はどうなっているのかな?

川底の石の裏にも生き物が隠れています。どんな生き物が隠れているのか興味津々です。

捕まえた生き物たちを観察します。普段見えない角度からも見てみましょう。

事前に捕まえておいたカジカガエルです。

カジカガエルについてのお話です。カジカガエルは清流に住んでおり、オスは清流の岩の上にのり、高く澄んだ鳴き声でメスを呼びます。
その後は、佐賀県に住む在来種・外来種についてのお話をしていただきました。

夕食後、嘉瀬川の川べりを散策しつつ、美しいカジカガエルの鳴き声を聞きました。
この後時間がある方は残り、ホタルを観察しました。
このイベントで得られたこと
このプログラムを通じて、参加者の皆様の、嘉瀬川に住むカジカガエルやその他の生き物、佐賀県の在来種・外来種についての理解を深め、環境保全や希少生物保護へ意識を高めることが出来ました。
参加者の声
- カエルをつかまえるのがたのしかった(小学1年生)
- かえるのことをいっぱいしれたこと、がいらいしゅをおしえてもらったことがたのしかった(小学6年生)
- 寒くて十分に川での活動ができなかった事が残念でした(30代女性)
- 専門の詳しい方の説明が聞けるので、子どもが生きた言葉と体験を得られた(40代女性)
- 両生類が苦手でしたが、説明していただいたことで、じーっとそのカエルや生き物を観察してみようと思うことができました(30代女性)
イベント実施結果
- 参加者数
- 30名
- アンケート回答数
- 17名
- 参加者満足度
- 70%
- 実施してよかった点
- 川遊びでは、水は冷たかったものの、子どもたちのいきいきとした姿が見られ、楽しく自然に触れることができていました。自分で捕まえた川の生物を、講師の先生に「これはなに?」と積極的に聞きに行く姿が見られ、嘉瀬川に生息する生き物たちを知ってもらうことができたと思います。日没前には、カジカガエルの姿を確認することができ、その美しい鳴き声に参加者の方も聞き惚れていました。このイベントで、参加者の皆様にカジカガエルの生態について、知っていただく機会を提供できたことをうれしく思います。
- 実施して苦労した点
- 近隣の学校がイベントの翌日に行事を控えていたので、予定していたよりも参加者が少なく、学校行事も考慮した日程を組むべきでした。また、当日は雲がかかっており、風が強く、気温も上がらなかったため、水に入って行う嘉瀬川の生き物調査の時間を繰り上げ、短縮しなければいけませんでした。
- 特に寄付が活きたと感じた点
昆虫に詳しい講師の方をお呼びできたので、嘉瀬川の水環境や佐賀県の在来種・外来種についてのお話をしていただきました。参加者の方々の環境問題や生物多様性に対する関心が高めることができたと思います。また夕食の提供ができたので、夜まで残ってもらい、カジカガエルの鳴き声観察の活動が可能になりました。