SAVE JAPAN プロジェクト 2016-2017

レポート

見て、植えて、味わう白神山地体験

2017年07月01日(土)実施
  • コケ
  • 森林
  • 種子植物・シダ

レポート


コースを通して、白神山地の自然の歴史と現状、それだけでなく、藤里町の資源を活かしたプログラムを、参加者とスタッフ、協働団体あわせて75名以上で実施することができました。
天候について、当日の2日間はあいにくの雨でしたが、1日目は幻想的なブナ林の中での体験ができ、2日目の植林は、雨天のほうがかえって予後が良いなどの利点がありました。

藤里町への泊まりも含めた二日間コースに挑戦し、どうなることかとも思いましたが、雨上がりのナイトハイクでたくさんのホタルを見られたこと、子ども達が手の中にホタルを捕まえて大喜びだったことなど、夜に生きものと出会うという試みができてよかったです。

白神山地の自然観察を軸にしつつ、製材所見学や植林、伝統食の食事会やホタル観察など、地域産業や食文化、田舎の夜の風景など、社会見学の要素も織り込むことができました。

当日のスケジュール

※日帰りコース、2日間コース同時開始
◎7月1日(土)
10:00 Cafe岳集合
環境省白神山地世界遺産センター・藤里館
岳岱(だけたい)散策 ガイドからの説明あり
13:00 昼食
15:00 製材所見学 30分程度 ※日帰りコースはここで終了
16:00 夕食づくり(場所:粕毛交流センター)
18:00 夕食

20:00 ホタル観察
     1日目終了

◎ 7月2日(日)
9:30 Cafe岳集合
10:00 植樹
11:00 終了

実施内容


小雨のため、この後見学する製材所の建屋内であいさつ・注意などを行いました。


環境省白神山地世界遺産センター・藤里館にて説明を受ける。

岳岱自然観察教育林にてガイドさんから説明を受けながらの散策。写真はモリアオガエルの卵がある水たまり。

丸上木材にて、工場内の見学や、山を守るために気をつけていることなどの説明をうけました。

地域の人たちとのふれあいながらの夕食づくり。

写真には撮れませんでしたが、この日はホタルを見ることができました。

300本近くのスギと、10本のブナ苗を植樹しました。

このイベントで得られたこと

今後の地元他団体との協働のきっかけとなった。
多くの人に参加してもらえたことにより、白神山地についてのみならず、団体の活動についても理解を得てもらえる機会となった。
秋田市など藤里町の外から多くの方に参加いただき、地域の住民と他地域の人とが交流するきっかけとなった。
企画を進めるなかでSAVEJAPANの評価レポートを読んだり、白神山地や生物多様性に関する資料を読み、組織基盤を強化するための知見や、地域の自然により深い関心を持つための情報に出会うことができた。

参加者の声

  • 普段環境学習を小学生対象に行っているので、別の地域の人達から色々な話を聞けて、貴重なインプットの機会になりました。
  • 地域の中で、白神山保護活動をしている団体の熱い「地域愛」を感じ、改めて、地域にある財産を考える機会になった。いいところに連れて行っていただき、ありがとうございました。
  • 多くの子供たちが参加し、地域の皆さんと交流し、大いに盛り上がった。子供たちに森林を親しませることが環境への関心を抱く発端になると確信した。
  • 白神山地に行くことが出来ただけでなく世界遺産になった経緯や白神の森の植物について知ることができた。
  • 自分たちで白神山地について調べて、教えあってみたい。

イベント実施結果

参加者数
55
アンケート回答数
39
参加者満足度
80%
実施してよかった点
白神山地の魅力と現状を知ってもらう機会となった。
このイベントの準備・実施を通じて、今後の協働に向けての足がかりとなるきっかけとなった。
従来と比べて画期的に省力化、簡素化できたスギの植樹を体験してもらうことができた。
初日は遠慮がちだった子どもが、だんだん元気になり、2日目には雨天の植樹までも率先する姿を目の当たりにして、大人達まで元気をもらった。子どもも一つの自然だと実感させられた。
実施して苦労した点
2つのコースの説明について、わかりにくさがあった。
天候によって実施内容の変更しての対応と、その準備。
各団体等と連携する上で、人数が確定していない際の調整が難しいことがあった。
2日間で複数のイベントを実施するための予算編成に苦労した。
「身近な自然環境への関心」というレベルと、「地域社会にも関心を持ってもらいたい」というレベルを両立させながら、多くの人に参加してもらうにはどうしたらよいかという点に腐心した。
特に寄付が活きたと感じた点
参加者に負担をかけることなく、環境に理解を深めてもらうことを主軸にしながら、バスツアーに匹敵するボリュームで実施できた。
伝統食材を活かした料理を、参加者に過度な負担をかけずに味わってもらうことができた。
植林に必要な苗木・支柱の購入、地拵えや植付け補助の委託に係る費用を賄うことができた。