SAVE JAPAN プロジェクト 2016-2017

レポート

生き物も人も守ってる!うつぼ公園の自然観察+防災ワークショップ

2017年06月11日(日)実施
  • 市街地・公園
  • 昆虫・その他

レポート

都市の公園は市民の憩いの場所だけでなく、植物や生き物たちのすみかになり、大きな災害のときには人の命を守るという大切な役割をもっているということを知ってもらおうと開催。
参加者総数60名と多くの方に(特に親子)参加してもらいました。
大阪市でここにしかない「いのちの森」での生きもの探しを行い、靭公園内のどれだけ水に浸かるかが分かる「ものさし」をみんなで探し、公園の防災ポイントを周りながら、知ることができました。
後半はワークショップを通して、前半に周ってきたことのふりかえりと参加者が集めた自然のものたちを共有できるように机に広げ、環境問題と災害のつながりや災害時に自然保護の活動が役に立つことに気付けたイベントとなりました。

当日のスケジュール

9時30分:集合
10時00分:公園散策(公園概要や保全活動について)
自然を守る体験活動
11時00分:「災害と自然」学習
12時00分:ワークショップ
12時30分:昼食タイム
13時00分:終了

実施内容

・主催者挨拶/損保ジャパン日本興亜より挨拶/主旨説明/タイムテーブル説明


・公園散策(公園概要や保全活動について)
 自然を守る体験活動(靱公園自然研究会)「いのちの森」へ----


【ワークシート課題】1クスノキの葉っぱ探しとにおいをかぐ 2メタセコイヤの実を拾う 3セミの抜け殻を拾い名前をきく 4チョウを見つけて名前をきく

・「いのちの森」から出て防災ポイント巡り


【ワークシート課題】備蓄倉庫の中身、1仮設トイレのある散策路、2靱会館の浸水深ものさしの動物と肩高さ、3備蓄倉庫の中身3つまで書き出す、4災害時の給水塔が立つマンホール見つける
・備蓄倉庫の中身チェック(担当:大阪市水道局の方)
・西園のテニス場地下の会議室へ移動。


 ポイント巡りの応え合わせとどんな生き物が見られたかふりかえり。本日見つかった靱公園の宝物は何? 

このイベントで得られたこと

・オフィス街にある都市型公園という場所に希少な生物や自然が存在することに気づけた
・自然を守る活動を体験することで、生物多様性の社会について知ることができた。
・ワークショップなど、分かりやすいワークを通して、自然災害や環境問題について学ぶことができた。
・環境問題と災害のつながりや災害時に自然保護の活動が役に立つことに気付くことができた。

参加者の声

  • 虫ギライの子供と虫をとる機会がもてた。 ふだんよく遊ぶ公園の知らない事をたくさん学べて良かったです。
  • 外来種の事も身近に感じました。また失いかけてるものを取り戻すのに時間がかかる事も改めて感じました。また、子供の喜ぶ顔が見られたことが何よりよかったです。(虫との触れ合いにより)。
  • うつぼ公園の中にこんなに珍しい虫や植物がいるとは知らなかった。
  • 自由時間の虫とり。こわくてたのしかった。
  • 虫をいっぱいかんさつできたこと。いろいろなことをおしえてもらったこと

イベント実施結果

参加者数
60人(大人43人こども17人)
アンケート回答数
60
参加者満足度
99%
実施してよかった点
・自然と災害と公園というテーマで実施できたこと。
・連携団体と今までにないイベントを実施することができた。
実施して苦労した点
・連携団体通しの役割分担
・大人数での移動には小グループ化するなど工夫が必要。
特に寄付が活きたと感じた点
イベント用にプログラム進行のためのオリエンテーリング表の作成にかかる諸経費を負担できたので
ありがたかった。
また体験の中で必要となる備品を購入することができ、参加者の満足度が上がったと考える。