SAVE JAPAN プロジェクト 2017-2018

レポート

夏休みザ・アドベンチャーワールド2018

2018年07月21日(土)実施
  • 市街地・公園
  • 昆虫・その他
  • 里山

レポート

日頃はあまり自然のことを取り立てて感じることの少ないみなさんに、自然をいっぱい感じて、そして地域の自然について知ってほしい!
そんな趣旨で、夏休みに突入したこどもを中心に、親子・家族・友達みんなで楽しく自然を感じ・直に自然に触れ・おまけに地域の自然の循環について「へぇ~」と知ることができる体験型イベントを開催しました。

当日のスケジュール

◆受付(山陽小野田市 江汐公園管理棟前) 8:30~

◆開会あいさつ、ガイダンス  9:00~

◆カブトムシ採集 9:10~

◆「地域の自然循環」リーフレット配付、
 カブトムシ飼育講習~ 10:00~

 (同時開催)里山整備でとれた竹をつかった水鉄砲づくり
       ドングリと小枝をつかったクラフト工作

◆閉会 12:00

実施内容

◆開会、ガイダンス

晴天のもと、親子や家族など多くの方々にご参加いただきました。
冒頭では、今日のイベントの流れと、SAVEJAPANプロジェクトについて端的に説明。
以降、炎天下ということもあり、なるべく日陰で活動できるよう配慮しながら、イベントがスタートしました。



開会式の様子



SAVEJAPANプロジェクトのことについて説明


◆カブトムシの採集
開会式終了後、近くの森まで歩いて移動し、そこから子どもも大人もいっしょになっての昆虫採集タイムです。
みなさんが森のあちこちで探された昆虫は、実は地元の自然の循環から生まれてきたものです。
里山整備の過程で発生した剪定枝などを材料としてチップの堆肥をつくり、それを用いて障碍者支援施設でカブトムシが飼育されました。
その飼育された虫を、本イベントの実施前に森へ放ち、今回みなさんに採集していただいた次第です。




たくさんの方々が、日頃は触れない森の中で採集に夢中でした。


◆「地域の自然循環」リーフレット配付、カブトムシ飼育講習
昆虫採集の後は、屋内で先ほど採ってきたカブトムシの飼育方法について、上記で触れた障碍者施設の方々からレクチャーしてもらいました。
また、この地域では様々な「自然の循環」があることをわかりやすく大人にこどもも知ることができるように、今年度作成したリーフレットを配布しました。






◆水鉄砲づくり、クラフト工作
また、同時に併催するかたちで、これも山の竹林整備でとれた竹を材料にした手製の「水鉄砲づくり」の体験コーナーと、小枝やドングリをつかった「クラフト工作」コーナーを設けました。
親子で集中して工作していたり、大人から教えてもらってつくった水鉄砲を試してみたりと、主にこどもたちが暑さに負けずにあちこちで楽しんでいたのが印象的でした。








◆閉会
今回は、特に閉会式を設けず、各コーナーごとに終了となりました。
日陰や屋内のスペースを多く設けてはいたものの、参加された皆さまには暑い中適宜アンケート記入にご協力いただき、ありがとうございました!

このイベントで得られたこと

自然のリサイクルによってできたチップ堆肥を利用して育てたカブトムシを子どもに触ってもらい、とても喜んでもらうことができました。
また、そのリサイクルを含めた「地元の自然の循環」をイラスト化したリーフレットを催しの合間に配布したところ、大人の方が興味深く読んでくださり、環境保全のマインドも高められたことと思われました。

参加者の声

  • 木などで工作するイベントがとてもよかったし、カブトムシを自分でつかまえることができた。(30代・女性)
  • カブトムシがもらえて工作もできるので、とても良いと思います。(30代、男性)
  • 家族・友人みなそれぞれに楽しめた。(30代・女性)
  • 自分で見つけることにより、生きものを大切にしようと思えるので、その点がよかった。(40代・女性)
  • 子ども達の笑顔を増えた。(40代・男性)

イベント実施結果

参加者数
123名
アンケート回答数
103件
参加者満足度
76%
実施してよかった点
アンケートによると、こどもたちによる回答では「学校では学べないことが学べた」という意見が87%寄せられたいました。
また同様に、大人による回答では「イベントに参加して環境問題や環境保全活動に関心が持てた」という意見が95%でした。
概して、大人にも子どもに対しても、自然に対する興味関心を喚起することができたようで、よかったです。
実施して苦労した点
イベント日の前から猛暑が続いており、熱中症になる参加者が出ないように色々と配慮しました。
具体的には、看護師の方に常駐してもらったり、水分補給を呼び掛けて冷所を準備するなどしましたが、幸い具合を悪くされた方はいなかったようでした。
特に寄付が活きたと感じた点
寄付により、「自然の循環」リーフレットを作成・配付することができ、イベント体験後にも地元の自然について振り返り、知ってもらいやすくなったと思います。
また、イベント関連の経費や謝金等に充てることができ、安全性を保ちながらイベントの内容を充実することができました。

メディア掲載

①山陽小野田市 市報(掲載日:2018年7月15日)



②宇部日報(掲載日:2018年7月14日)
主催・共催
主催:山陽小野田市自然保護協議会
共催:NPO法人やまぐち県民ネット21
協力・後援等
協力:認定NPO法人日本NPOセンター
後援:山陽小野田市
   山陽小野田市議会
   山陽小野田市教育委員会
協賛
損害保険ジャパン日本興亜株式会社