SAVE JAPAN プロジェクト 2018-2019

レポート

戸隠雪上ハイキング〜冬しか入れない雪の上を散策しよう

2019年02月23日(土)実施
  • ほにゅう類
  • 森林
  • 高原

レポート

戸隠神社の奥社参道から森林公園を経由する約3.5キロを雪上ハイキングしました。

2018年9月の「夜の戸隠の森を大冒険」~暗くなってからしか見ることのできない生き物たちを観察するナイトハイク~に次いで2回目の戸隠での実施でした。今回は「戸隠雪上ハイキング」~冬しか入れない雪の上を散策しよう~を実施しました。

内容は、人が踏み入れていない森の中をスノーシューやかんじきを履いて雪を踏みしめながら、野生動物の痕跡や樹木の冬芽を観察することが目的です。

当日のスケジュール

●9:30~10:00
 集合場所にて受付開始

●10:00~10:20

 戸隠奥社入口鳥居で開会挨拶 準備体操

●10:20~12:50

 雪上の散策 
 随神門休憩(11:40)

●13:20~14:10

 昼食

●14:10~14:20

 今日のまとめ、解散

実施内容

◎ 暖冬の長野市内は積雪もほとんどなく今日も青空の中、一路戸隠高原を目指しました。
それが近づくほどに雲が覆い集合場所に着いた時には雪が舞う天候に標高1,300メートルの高原の厳しさを感じました。



◎ 参加者のほとんどが初めての体験であり、スタッフの手ほどきを受けながらスノーシュー、またはかんじきを履きました。戸隠神社は「妙高戸隠連山国立公園」に位置し、奥社の参道以外は春から秋まで立ち入ることができません。

最初は思いのほか歩きづらいスノーシューと強くなった雪に戸惑いながらも、次第にペースがつかめてきた様子でした。

誰も踏んでいない雪の上を物音のない森の中を歩く感慨はワクワク感満載でした。

◎ スタッフからは雪上に残る足跡を質問され、うさぎ?、きつね?、りす?、むささび?など珍答を楽しみながらの行軍でした。

また雪の上を這うように歩く昆虫に生物の逞しさも見ることができました。メスを求めているとの解説でした。


◎ 中間にある随神門での休憩後、森林公園を進んで約2時間半の雪上散策を終え出発地点に戻りました。

途中で見たリスの足跡はまだ新しく、数時間前とみられあちらから来てこの木に登ってから方向転換している様子などを観察した。

◎ その後、山小屋で暖を取りながらチーズフォンデュでの昼食をとりました。



このイベントで得られたこと

◎ 参加者の方がすべてスノーシュー初心者ということで、自然の楽しみ方をまた一つ多くの方にお知らせできたと思います。
◎ いつもは立ち入りできない場所であることから、自然の奥深さを参加者と共有できたことが一番の収穫となりました。

参加者の声

  • 想定以上の寒さに自分の装備が甘かったとの反省。雪山の天候があっという間に荒れる怖さ、自然の厳しさを感じた。
  • 観光シーズンではなかなか野生動物は見られないが雪山では痕跡だけでも見られたので生命感が味わえた。
  • ・同様に樹齢数百年~数千年の樹木の冬の姿にまさに年輪を感じた。
  • 生物との共存と自然保護の大切さを人が立ち入らない姿を見ることで感じることができた。
  • 降雪の中、雪山を歩くことでメンバーの一体感を味わえた。

イベント実施結果

参加者数
9人
アンケート回答数
参加者満足度
100%
実施してよかった点
◎ 雪上ハイキングも、チーズフォンジュの昼食もなかなか普段はできない体験なので、企画できて大変よかったと感じます。
実施して苦労した点
◎ 長野市周辺は暖冬で雪の状態がどうである心配でした。冬は天候が変わりやすいので、安全確保に一番配慮が必要でした。
特に寄付が活きたと感じた点
◎ 毎度のことですが、寄付がなければ、このような趣向をこらしたイベントはできません。参加者にもそのことを伝えると更に感謝をいただき、リピートにつながっていくのを感じます。
主催・共催
NPO法人 ecology&eco-lives信州
長野県NPOセンター
協力・後援等
協力:一般社団法人 戸隠観光協会
NPO法人戸隠ボランティアの会
認定特定非営利活動法人日本NPOセンター
協賛
損害保険ジャパン日本興亜株式会社