SAVE JAPAN プロジェクト 2018-2019

環境保全活動の次世代育成の課題解決のため青少年の自然科学分野への興味喚起を図る

活動内容

中津干潟と集水域の環境保全を目的に啓発活動を実施して20周年を迎える。
この間、希少種が数多く生息する中津干潟や周辺地域の環境は広く知られるところとなったが、希少種の保護や自然環境の保全という面では社会的な動きには至っておらず、地域住民の意識の醸成や更なる広報のための新しい手法が必要であると考える。また、後継者育成の面でも課題大きな課題である。

昨年度より、中津をフィールドに研究を行う若手研究者や学生と協働し、緩やかなネットワークの「中津干潟アカデミア」を設立し、市民や児童、青少年に向けた研究発表会や啓発活動を新たに開始したが、地元行政や市民には好意的に受け止められている。

今年度は「夏休み子どもアカデミア」を夏休みに企画実施する。カブトガニをはじめとする干潟生物の紹介、実験や工作などの体験、高学年の児童や中高生対象のアカデミックなワークショップ、市内団体と連携した化学実験体験などを検討しているが、実施にあたっては、大学生の自主的な企画等も積極的に取り入れる予定である。

学校現場での理科分野の体験が減少し、自然科学の楽しさに触れることのない子どもが増えているが、自然の持つ不思議や魅力に触れる機会を設けることで、自然科学分野や環境、水産などに興味を持つ子どもを増やし、育成することを目的としたい。また、このような従来行ってこなかったスタイルの行事を通じ、親世代や一般市民の環境保全意識の向上にもつなげたいと考えている。

一言アピール

「自然って楽しい」と思える子どもを増やしたいです!

活動時期

4月 行事打ち合わせ開始 日程決定・会場手配・市の後援相談
5月3日(予定) ベッコウトンボ観察会 実施
5月~6月 大学生による企画検討
     その他協力団体との交渉・打ち合わせ 
7月 NPOスタッフと大学生による具体的な内容検討
8月 準備
8月18日(予定) 夏休み子どもアカデミア 実施
9月 反省会・次年度への検討

対象となる希少生物種

★ベッコウトンボ 絶滅危惧IA類
★カブトガニ   絶滅危惧I類

実施団体プロフィール

特定非営利活動法人 水辺に遊ぶ会

中津干潟と山国川を中心とした中津の水辺環境と人間社会の豊かな調和と、持続可能な社会の構築を目的として、様々な情報の蓄積とそれに基づいた啓発活動を広く行い、地域の自然と人とのよりよい関係づくりに寄与するために様々な活動を実施しています。

特定非営利活動法人 水辺に遊ぶ会

〒871-0024
大分県中津市中央町2-8-35 足利宅
Tel. 0979-77-4396
Fax. 0979-77-4396
E-mail: info@mizubeniasobukai.org
担当: 足利 由紀子

特定非営利活動法人 おおいたNPOデザインセンター

「おおいた豊かな市民社会のために」をスローガンに、大分県内で活躍するNPO等への支援と地域社会の課題解決のため活動をしています。あらゆる分野におけるNPO・ボランティア団体の発展と成長に貢献することを目的としています。

特定非営利活動法人 おおいたNPOデザインセンター

〒870-0844
大分市大字古国府5-3 コーポふじの101
Tel/Fax. 097-574-5258
E-mail: oita.npodesign@gmail.com
担当: 山下 茎三